【2006/08/31】
■ 生協だけでなく「はてな」にも「白石さん」はいるのか?
「生協の白石さん」といえば、2005年にネットで注目を集めたキャラクターだ。学生から寄せられる「ひとことカード」に書かれる質問に対して、どんなものでも答える誠実さから、ネットにファンが急増。学生とのやりとりをまとめた書籍も出版されてベストセラーになった。さて、「人力検索はてな」で、「はてなの白石さん」を探す質問が登場していた。はてなはQ&Aサイトだけに、「白石さん」がいても不思議ではない。そのほか、「教えて!goo」や「発言小町」あたりにも、「白石さん」はいるかもしれない。
■ 助産師は本当に足らない……ブログのコメント欄で興味深い議論が
日本一の年間出産数を誇る横浜市の産婦人科専門病院で、助産行為を看護師に行なわせていた一件が、大々的に報道されていた。78歳の院長が「看護師が内診をすることは必要悪だ」などと発言してしまったものだから、新聞記事では「開き直り」と盛大に叩かれてしまっていた。病院に問題があるなら直すべきなんだけれど、ことはそう簡単でもないようなのだ。「ある産婦人科医のひとりごと」のコメント欄で、匿名の興味深い議論があった。助産師は特定の病院に偏在していて、それ以外の病院では募集しても集まらないというのだ。どうやら、構造的な問題があるようだ。また、産婦人科に関するニュースを調べてみると、助産師どころか、産婦人科の医師も足らなくなってきているのがわかる。病院がこんな状態で、近年取りざたされることが多い少子化の問題が解決するものなんだろうか?
【2006/08/30】
■ 2ちゃんねるのひろゆきさんに、債権者からの破産申請の動き!?
夏は、2ちゃんねるの閉鎖騒動が巻き起こりやすい季節だ。今年はそろそろ夏も終わりそうな今頃になって、気になる情報が漏れ出てきている。2ちゃんねる管理人の西村博之(ひろゆき)さんに、債権者が破産を申し立てる動きがあるというのだ。「ストレイ・ドッグ」などによれば、20件以上あった損害賠償請求訴訟で確定した賠償金を、ひろゆきさんはまったく支払ってないようなのだ。そこで、債権者が破産を申し立て、ひろゆきさんへ反省を促そうということらしい。ひろゆきさんの破産が確定すると、会社の取締役には就けなくなったりする制限が出てくるわけだけれど、2ちゃんねるへの影響は果たしてどれぐらいのものになるのか。
■ Gmailのさまざまな環境に対応するページへの直接リンク一覧
登録すれば誰でも使えるようになった「Gmail」。メールボックスの容量は2.5GB以上あり、検索やスパムフィルターの機能がとても強力な、使いやすいWebメールサービスだ。PCや携帯電話など、どの環境からでも「gmail.com」を開けば最適なページに自動的にジャンプして表示してくれる。ただ、ページまでワンクッションあるから、ほんのちょっとだけれど、まだるっこしいのだ。そのジャンプ先のリンクをまとめた便利なページ「GmailログインURLのまとめ」があった。ここのURLをブックマークしておけば、ページを開くのが一瞬早くなるのだ。また、PCから携帯電話用を開いたり、JavaScriptオフのページを開くこともできる。
【2006/08/29】
■ オーマイニュース、初日アクセストップ記事は2ちゃんねらーの釣り?
市民参加型ニュースサイト「オーマイニュース(日本版)」が28日に創刊した。編集長の鳥越俊太郎さんは、「匿名で好きなことを書くだけが、日本人の文化ではないということを証明したい」などと、どういう訳だか2ちゃんねらーの皆さんを刺激するような発言ばかりを繰り返している。そんなことで、アンチ・オーマイニュースの皆さんが、2ちゃんねるには多くいらっしゃる。そんな中で創刊したのだけれど、28日に最もアクセスを集めた記事が、実は2ちゃんねらーのいたずらだったことが発覚していた。この記事、本心とはまるで反対のことを考えて書いたそうで、狙い通り、2ちゃんねるからのアクセスを集めてランキングトップとなったようだ。この記事について、オーマイニュースは別の記事で解説している。膨大な数の2ちゃんねらーの皆さんを相手に、オーマイニュースはこれからどう戦っていくのだろうか。
■ 子猫を殺してはなぜいけないのか? 人力検索はてなに質問登場
オーマイニュースの記事の一件もそうなんだけれど、多くのアクセスを集めるために、刺激的な文章を掲示板に投稿することを「釣り」と呼ぶことがある。18日付の日本経済新聞夕刊に掲載された、坂東眞砂子さんのエッセーが、ネットで大きな波紋を呼んでいた。飼い猫に避妊手術をせず、生まれた子猫を崖から放り投げて殺しているという内容だった。現実に行なわれているとすれば、読み進むのも感情的につらい内容だったんだけれど、これは直木賞作家の仕掛けた「釣り」ではないかと疑ってもいる。人力検索はてなで、なぜ子猫を殺してはいけないのかを、情に訴えるではなく、倫理・宗教・法律を持ち出さずに説明してほしいとの質問があった。これに答えるのはなかなか難しい。
【2006/08/28】
■ 24時間テレビ恒例マラソン、監視のおかげか不審な点はなかった
関東地方の気候は、もう夏が終わったような涼しさだ。夏の終わりは、日本テレビで黄色いTシャツ(今年は緑っぽい色もあった)を見かけなくなっても感じられるのだ。そんなことで、24時間テレビも終わった。恒例の長距離マラソンも、無事にゴールしていた。数年前に、途中の経路をランナーが自動車で移動しているのではないかとの疑惑が持ち上がったことをきっかけに始まった、2ちゃんねらーの皆さんによる監視は、今年も行なわれたようだ。監視が始まってからは、どこをどう叩いても、ランナーに不審な動きがなくなったのは興味深いところだ。
■ ウィキペディア記事の一部を楽天証券社内から削除した形跡が発覚
誰でも記事を投稿・編集できるフリー百科事典のウィキペディア。asahi.comの記事で、ウィキペディアの更新事実そのものが取り上げられていたのにはびっくりしてしまった。それぐらい、ウィキペディアがネット世論を素早く的確に表現して、逆にネットに大きな影響を与える重要な拠点になっているのだろう。最近の筆者の密かな楽しみは、誰がどんな更新を記事に加えたのかを、履歴表示で調べることだ。そんなウォッチャーにしてみたら最大級の出来事がこの週末、発覚していた。「ネット証券Blog2」によれば、楽天証券のIPアドレスから、同社にとってマイナスになる記述が削除されていたというのだ。金融庁が業務改善命令を出したことと、同社が提供する取引ツール「マーケットスピード」の欠点についての記述の2点が削除されていた。一般論としては、ウィキペディアに当事者が投稿するのは問題ないのだろうけれど、今回の一件は疑われても仕方がないところだ。
【2006/08/25】
■ 分類上惑星ではなくなった冥王星が、萌え系「新ジャンル」に登場
太陽系の遙か彼方にある冥王星が、天文学の分類上、惑星ではなくなった。これをなぜかセンチメンタルな受け止め方をする人が多い。あくまで学問の上で惑星という星でなくなっただけで、冥王星が消えてなくなったわけではないし、軌道が変わってどこかに行ってしまったのでも、色や形が変わったのでもない。たかが科学上の分類が改定されただけなのだけれど、2ちゃんねるの投稿を読んで、ちょっと切ない気分になってしまった。今年春頃から延々と続く「新ジャンル」に、冥王星が登場したのだ。特徴的な人格を具体的にひとつ作り上げて、萌え系キャラクターの性格を分類する遊びだ。ログは「なんたらかんたら」にある。ここでの冥王星は、薄幸の少女風で、一人称は「あたい」だ。せっかく仲間になった女の子が、親の都合で遠くに引っ越さなければならない、なんてストーリーに何となく似ている。
■ 「因数分解ができると役立つの?」との子供の疑問に答えてみる
子供の頃、九九を覚えるのがイヤで、「これを覚えると大人になって役に立つの?」などと親に食ってかかった記憶のある人は多そうだ。今は携帯電話内蔵の電卓があるから、計算に困ることはないんだけれど、九九ぐらいは覚えておいて損はない。ただ、因数分解ぐらいになってくると、エンジニアなどの専門家にでもならない限り、大人になって使う場面に出くわすかどうか、かなり怪しくなってくる。人力検索はてなで、その素朴な疑問を提示されていて、はてなユーザーの皆さんから多数の回答がつけられていた。いやがる子供を納得させるのがどれだけ難しいか、よくわかってしまった。
【2006/08/24】
■ ダウンロードし放題の曲「Don't Download This Song」が人気
日本テレビの24時間テレビがあるためか、夏はチャリティーの季節のような気がしてしかたがない。黄色いTシャツを着て、みんなで手をつないで感動的なメロディーの曲を歌うシーンが頭に浮かぶ。そんな曲によく似たメロディーの「Don't Download This Song」がネットの一部で人気だ。歌うのは、アル・ヤンコビックさん。1980年代にマイケル・ジャクソンさんのパロディーソングでヒットを飛ばした人だ。あれから20年間、ずっと同じ芸風を続けていたとは、米国のショービジネスも奥深い。歌詞は、ファイル共有サイトから音楽をダウンロードするのは違法で、泥棒の始まりとう内容だ。この曲のMP3ファイルは、MySpaceのページから無料でダウンロード可能なのに、混声の壮大なコーラスを背景に「この曲をダウンロードしないで」と歌い上げられると、自分が心底悪いことをしているような気がしてしかたがない。
■ 「ハンカチ王子」斎藤投手と同じハンカチがヤフオクで値上がり
夏の高校野球で優勝を決めた早稲田実業高校。そのエース投手の斎藤佑樹さんの人気が急上昇中だ。劇的な決勝戦のシーンで、美しい姿をした斎藤投手が涙を流したのだから、人気が出るのも当然だ。青いハンカチで汗をぬぐう姿から「ハンカチ王子」と愛称が付けられているようだ。斎藤投手が使っているのと同じハンカチが、ヤフオクに70点以上出品されていた。日刊スポーツによれば、このハンカチはすでに製造中止の品物。そのせいなのか、ヤフオクでの出品は入札額がうなぎ登りだ。最高額は8,000円を超えていた。しかもこの出品物は中古品で、出品の説明によれば2、3回使用済みのものだ。念のために指摘しておくと、これは斎藤選手の持ち物ではなくて、同じ柄だというだけだ。
【2006/08/23】
■ Amebaニュースで夏らしい特集……ふりかけをセミの抜け殻で
エビせんべいに含まれている小さなエビを筆者はじーっと眺めてみたことがある。よく見るとグロテスクな形をしている。見た目はともかく、食べればおいしい。おいしいものに逆らうのは良くないのだ。サイバーエージェントのAmebaニュースで、夏らしい実験を紹介していた。セミの抜け殻を集めて、ふりかけにして食べているのだ。雑木林で集めた抜け殻を、洗浄したのち天日干しで乾燥、細かく粉砕してからから煎りして、味を付ければ出来上がりだ。かなりおいしいらしいし、漢方薬の原料でもあるので体にもいいらしい。とはいえ、街のセミだと汚染がちょっと心配だ。
■ ペンタックスの音声合成ソフト「VOICE TEXT」のデモが人気
今までずっと、電話回線にISDNをかたくなに使い続けていた筆者宅なんだけれど、Bフレッツを引き込んだのにあわせて、NTT東日本のIP電話「ひかり電話」にしてみた。さっそく、いろいろといじり倒して、LANでつないだPCでも通話できるようにしてみた。祖父の代から使い続けている電話番号に携帯電話からかけると、クリアな音質でPCのマイクとスピーカーで通話できるのには、今さらなんだけれどびっくりしてしまった。最近、ネットの一部で話題になっていたのが、ペンタックスが開発した合成音声ソフト「VOICE TEXT」だ。製品のデモンストレーションで、Webページから200字分のテキストを女性の声で読ませることができるんだけれど、なかなか見事な発声で驚く。人間と区別できないレベルになるのももうまもなくか?
【2006/08/22】
■ 目前に迫っていた宇宙旅行の中止、榎本大輔さんがブログで語る
虫歯が1本でもあったら宇宙飛行士になれない、なんてことを聞いたことがある。宇宙では痛みが激しくなって耐えられなくなるから、と理由もつけられてたんだけれど、それが本当かは定かではない。そんなことで、ライブドア元取締役の榎本大輔さんが宇宙旅行をすると知ったときも、実は心配していたのだけれど、現実となってしまった。フライト前の最後の検査で、榎本さんの体に医学的な問題が発見されてしまったのだった。9月の打ち上げには搭乗することができなくなってしまった。現在、マスコミには取材拒否の榎本さんだけれど、公式ブログでは短い文章を公表している。ブログによれば、治療すれば訓練に復帰できるとのことで、「宇宙へのチャレンジはまだまだ続けたい」とあった。
■ モスバーガーを10日間、朝・昼・晩と食べ続けるとどうなるのか
「スーパーサイズ・ミー」という映画が注目された時期があった。米国のマクドナルドで当時、お客さんの多くが食べていたという、巨大サイズのメニュー。これを監督みずからが1カ月間食べ続けるドキュメンタリータッチの作品だ。筆者は1カ月に1度ぐらい、ビッグマックを無性に食べたくなるんだけれど、これからはコーラでなく水を飲みながら食べよう、と決心させるのに十分な内容だった。この映画を見ながら考えていたのは、もしこれが、日本のモスバーガーだったらどうなるのか、だ。肉汁をたっぷり含んだパティに、挟まれている野菜の量も多い、あのモスバーガーだ。おなじみ「探偵ファイル」で、その夢の企画を実現させていて、あちこちからリンクされていたのだった。10日間、朝・昼・晩と3食食べる。1日あたり2,000キロカロリー以上摂取しているため、10日後にはやっぱり太っていたのだった。モスバーガーでも量はほどほどに。
【2006/08/21】
■ 予約数が足らずポシャった「1チップMSX」、ようやく発売間近に
発売を予定していたものの、必要な予約件数が集まらなかったため、商品化が撤回されていた「1チップMSX」マシン。商品化の撤回からほぼ1年が経とうとした今、とうとう発売にこぎ着けるようなのだ。カートリッジスロットを2つ内蔵するなど、MSXとしてはほぼフルスペック。外部記憶には、フロッピーディスクの代わりに、MMC/SDカードスロットが装備されている。価格は19,800円と、奇しくも、任天堂Wiiの噂されている発売価格と同じ、お手頃な金額だ。限定5,000台の生産だから、今回の発売で買い逃してしまうともう入手は困難かもしれないぞ。
■ 抜群の歌唱力で注目のBianca Ryanさん、100万ドルの賞金を獲得
米NBCテレビの視聴者参加型のゴングショー番組「America's Got Talent」に出演した、11歳で天才的な歌唱力を持つ少女、Bianca Ryanさん。7月の初めごろ、その歌う姿がネットで公開され、日本でも知れ渡った。先週、この番組の決勝が行なわれ、Biancaさんが優勝したようだ。優勝賞金はなんと100万ドル(約1億1,500万円)。その模様は、番組の公式サイトに動画で公開されている。今後の活躍も、公式サイトでも確認できる。
【2006/08/18】
■ 人気のスタバ裏メニュー「チョコクリームチップフラペチーノ」
ネットには、スターバックスが好きな人がほんとうに多い。どこのSNSでもスターバックスコミュニティがあり、多くの参加者を集めている。日本最大のSNS「mixi」では、なんと参加者数が6万人以上だ。ここで今話題なのが、「チョコクリームチップフラペチーノ」。お店にあるメニューには載っていない、裏メニューだ。メニューにある「ジャバチップフラペチーノ」のベースになるコーヒーを、クリームに変更したものらしく、かなりおいしいらしい。裏メニューとはいっても、店員さんが読むレシピには載っていて、レジにも「チョコクリームチップフラペチーノ」のボタンがあるそうだ。ただし、お店や店員さんによっては存在を知らないようだ。オーダーがうまく通るかどうかは微妙で、このあたりの運次第のドキドキ感も、人気に一役買っているのかも。
■ なぜか人物の影がない、金正日総書記の画像が中央日報のWebに
「アイコラ」といわれる合成写真は、ネットでは人気のコンテンツのひとつだ。技術革新は進んでいて、最近では静止画だけでなく、動画も合成できるようになっている。小倉智昭さんのカツラが取れるシーンが出回っていたのも記憶に新しい。さて、「切込隊長BLOG」で興味深い指摘があった。「中央日報」のWebサイトに掲載中の、北朝鮮の金正日総書記の写真がちょっとおかしいのだ。一見で、人物と背景が解け合ってないのがわかるし、よく見ると、人物の影が地面にない。たぶん合成なんだろうけれど、細かい配慮がされてないのが奇妙だ。なぜもっと完成度を上げないのだろう?
【2006/08/17】
■ 大ヒット中「ゲド戦記」、原作者ル=グウィンさんがコメント公表
全国の映画館で上映中の、スタジオジブリの最新アニメ映画「ゲド戦記」。現在、観客動員数で1位の大ヒット中だが、ネットでは賛否両論がある。Amazon.co.jpにある同映画のDVDのページでは、カスタマーレビューの星の数がちょうど半分だ。そんな中、原作の小説「Earthsea」の作者、アーシュラ・K・ル=グウィンさんが15日、自らの公式サイトで映画に対するコメントを掲載した。それによれば、監督の宮崎吾朗さんがブログに、ル=グウィンさんとの会話の一部を掲載したのが、今回のコメントを公表したきっかけとなったという。事前に約束していた、宮崎駿さんによる映画制作へのバックアップがなかったこと、暴力の描写は原作の精神にそぐわないことなどがつづられている。日本ではその日のうちに、この少々長めの英文を翻訳する人が複数現われ、数種類の訳文がネットにあっという間に出回っている。
■ 海外の人気サイトのインターフェイスを日本語化するサービス
動画投稿サイトの「YouTube」には、日本のユーザーの皆さんがとても多い。サイトの説明文がすべて英語でも、まったく問題なく使いこなしているようだ。とはいえ、日本語に比べれば、英語を読むのはやや疲れる。このところネットの一部で注目されていたのは、「Japanize」というサービスだ。英語のWebサイトの操作にかかわる部分を、日本語化してくれるのだ。画面にあるテキストをすべて自動翻訳するサービスではないから、英語の画面が、小気味良いタイミングで日本語に変わる。使っていると、画面を読むストレスがかなり減るのがわかる。Mozilla Firefox用のエクステンションのため、Internet Explorerでは動作しない。これからは、英語サイトはFirefoxで開くことにしようか。
【2006/08/10】
■ 派手すぎて日本の家に取り付けるには微妙な、避雷針通販サイト
今年の夏は、天候がすぐれない日が多いので、雷も少ないかもしれないが、この季節の落雷には用心するに越したことはない。ヘッドフォンにめがけて落雷することもあるようなので、注意したいものだ。とはいえ、家の屋根に落ちてしまったら避けようがないのだ。「タマヒメβ版」で知ったのだけれど、避雷針の販売サイトがある。米国の通販会社のようだ。オバケのQ太郎の髪の毛のような形をしたものを思い出すけれど、風見鶏といっしょになった豪勢なデザインのもののほうが目立つ。こんな派手な避雷針をつけてもバランスがとれる家に住んでみたくなる。
■ アニメ映画「時をかける少女」ネットの評判が人を呼ぶ好循環
この夏に公開された、新作のアニメ映画が話題になることが多い。ネットでは「時をかける少女」の評判がとてもいい。ブログなどをあちこち拝見すると、この作品をご覧になった皆さんがそろいもそろってほめているのだ。Yahoo!ニュースによれば、このネットの評判が人を呼び、観客動員を徐々に伸ばしているようなのだ。かつて、原田知世さん主演で制作された同タイトルの作品では、いわゆる「角川映画」の手法で、大量宣伝が行なわれ、大ヒットとなった。今回はほとんど広告してないのに、作品の良さだけで人を集めてしまうのだから、今はとてもいい時代なのだろう。
【2006/08/09】
■ Google Mapsを背景に飛行機が飛ぶフライトシミュレーター
日が経つにつれ人気が衰えるどころか、ますますおもしろくなっているGoogle Maps。久しぶりに筆者の自宅周辺を見てみると、地図の縮尺が最も小さい状態でも衛星写真を表示できるようになっていて、駐車している自動車が1台ごとに確認できた。ガイドサイトの「Google Sightseeing」では、世界中で興味深い土地が日々発見されている。Google Mapsを組み入れたサービスも、続々と登場している。Google Mapsを使ったフライトシミュレーター「Goggles」といものまで出来ていた。背景にGoogle Mapsを貼り込んで、その上をおもちゃのような飛行機の絵が飛ぶのだ。本格的フライトシミュレーターとは比べようもないんだけれど、これはこれで非常に楽しいのだ。
■ 高級ブランドの服はきぬずれの音が案外うるさい?
筆者はふだん、無印良品の木綿のシャツばかり着ているから気づかないけれど、服は本来、大きなきぬずれの音がするものらしい。「Weekly Teinou 蜂Woman」で知ったのだけれど、「SHOWstudio」というWebサイトでブランド服が立てるきぬずれの音を録音した動画ファイルが公開されていた。筆者は、Christian DiorやPradaぐらいしかわからなかったけれど、ほかにもたくさんの高級ブランドの服を、ほぼ全裸の女性が身につけては脱ぐ。この動画は、英国の研究所内にある大きな無響室で収録されたようだ。完璧な防音が施されて残響がない環境で収録した音は、まるで、耳のすぐそばで鳴っているように聞こえる。マウスカーソルで画面をなでるたびに音がするフラッシュコンテンツもある。
【2006/08/08】
■ 彼女が赤ちゃんを産むまでの9カ月間の姿を、20秒で見せる動画
YouTubeは、営業収支的にはともかく、知名度、利用度の点では大成功した。この成功で、類似のサービスもあちこちで開始されている。ほんのちょっと前までは、巨大な動画ファイルを公開することがたいへんに面倒だったことから比較して考えると、ずいぶんと便利になったものだ。動画を公開する環境が整ってくれば、アマチュアが制作した名作動画が続々と世に出てくるのは当然の成り行きだ。筆者が出会って感心した作品を1つ紹介しよう。 Google Videoで公開中の「9 months of gestation in 20 seconds」は文字通り、たいへんに短い動画だ。彼女が妊娠した9カ月間の姿を定点観測して、20秒間で見せてくれるのだ。スリムな姿から、おなかがするするとせり出してくる。よく見ると、おなかといっしょに太ももやおしりも成長していて、出産後にはすっかりお母さん体型になっているのも見逃せないのだ。
■ サッカー協会の川淵三郎会長へ、サッカーファンがレッドカード
スポーツはやっぱり、プレーは公正でないといけない。ルールに則り、誰の目にもフェアプレーであることが見えないと、誰も楽しめなくなってしまう。ボクシングの亀田興毅選手のことで大きな騒ぎになっているけれど、サッカーファンの間では、日本サッカー協会の川淵三郎会長の行動が問題になっているようだ。 Webサイト「川淵会長にレッドカードを!」が開設されている。どうやら、ネット上で知り合った、会長退任を望むサッカーファンが集まって、このWebサイトを開設したようだ。サイトによれば、問題点は3点。「機密の漏洩」「ジーコジャパンの総括がないことの責任」「Jリーグ軽視と思える言動」だ。明日9日の夜には、川淵会長への意思表明として、国立競技場のそばでデモ行進も行なうようだ。
【2006/08/07】
■ アマゾンにスク水が! 「ヘルス&ビューティー」ストアがオープン
先週、アマゾンで「ヘルス&ビューティー」ストアがオープンした。その中に「成人向け・アダルトグッズ」のカテゴリが新設されていた。これらの商品がアマゾンの段ボール箱に入って、日本通運アマゾン支店から発送されるかと思うと妙にわくわくする。もちろん、注文金額が1,500円以上であれば送料は無料になるし、8月24日までは1度に合計5,000円以上購入すればその場で1,000円割引になる特典付きだ。スクール水着も取り扱っているんだけれど、商品ページを開くまでに「警告」が現われるアダルトカテゴリなのが違和感あるようなないような複雑な気分だ。
■ 蒸し暑い日が続く夏だからこそ、切り紙で雪の結晶を作ってみる
今日はまた一段と暑かった。こんな蒸し暑い日には、涼しさの味わえそうなWebサイトで過ごしたいものだ。だいぶ以前から存在するサイトなんだけれど、雪の結晶をデザインできるのが「Make-a-Flake」だ。紙を折りたたんでから、はさみを入れて雪の結晶のような形にする。子どものころに誰もが一度は遊ぶやり方をそのまま、フラッシュムービーで再現している。手を入れればどんどん複雑な形にできるので、つい熱中してしまう。完成した「切り紙」画像は、ギャラリーページで展示されるので、気を入れてちゃんと作ろう。
【2006/08/04】
■ 夏休み企画「虫はかせに聞いてみよう」では何でも答えてくれる
子供は夏休み真っ盛りだ。Webサイトにも、子供向けのコンテンツがあちこちに登場している。そのひとつ、フマキラーが開設している「フマキッズこども研究所」がちょっとおもしろい。殺虫剤メーカーらしく、虫に詳しい「虫はかせ」が子供たちの質問に何でも答えてくれるのだ。例えば、「お父さんのがよくなる水虫ってなんかの虫の仕業なのですか?」との質問にも回答があり、フマキラー版「生協の白石さん」といった雰囲気だ。2ちゃんねるにいる大きいお友だちかららしい質問もいくつかあるんだけれど、ちゃんと回答を返しているのがとてもうれしい。残念ながら、現在は「昆虫採集に出かけるのでみんなからの質問にしばらく答えることができません」とのことなので、質問は少しお休みだ。
■ カメラを空中に投げ上げて、ゆがんだ世界を撮影するテクニック
いまはPCのソフトウェアを使えば、どんな映像でも作れてしまう。そんなときに、PCをまったく使わないで、新しさのある映像を制作している人に出会うと、ちょっとときめいてしまう。「タマヒメβ版」で知ったのだけれど、「Camera Toss」というブログに掲載の映像がとてもおもしろい。カメラを空中に放り投げて、浮かんでいる最中の絵を撮影しているのだ。カメラはデジカメでも、フィルムのものでもどちらでもいい。シャッターを開放か長時間の設定にして、シャッターボタンを押してカメラを空に放り投げる。すると、奇妙にゆがんだ画像が得られる。暗闇の中で明かりをつけておけば、きれいな曲線も撮影できる。投げ上げたあと、カメラを受け止めるのに失敗すると悲しいことになりそうなので注意だ。
【2006/08/03】
■ 宛先は若干違うが、フアン・ランダエタ選手にメッセージがたくさん
2日夜に行なわれたボクシングWBAライトフライ級王座決定戦で、亀田興毅選手が勝利した。テレビ中継の瞬間視聴率も50%を超えたようで、国民の注目を集めまくった試合ではあった。しかしご存じのとおり、中継したTBSには試合結果に納得のいかない視聴者からの抗議の電話が4万件も殺到、一時は電話が通じづらくなるほどだったという。対戦相手となったベネズエラのフアン・ランダエタ選手に申し訳ないと思った人も多かったようで、ベネズエラ大使館の投稿受付ページだとするリンクが2ちゃんねるのあちこちに書き込まれていた。実際にかなりの数のメッセージが送信されたようだが、若干の問題があった。そのページは、日本にあるベネズエラの大使館ではなく、ベネズエラにある日本の大使館だったのだ。もっとも心は通じるもので、現在、大使館のトップページには「沢山の激励のメールを送り頂いていますが」「ベネズエラに帰国次第、同選手にお渡ししたいと思います」との告知が掲載されている。
■ 携帯電話には、微生物の繁殖しやすい環境が整っているらしい
いつも肌身離さず持っている携帯電話。ポケットに入れたり、カバンの中に放り込んだりして、仕事場や自動車やレストラン、お風呂の中にだって持ち込んだりする。そんな大事な携帯電話に関して、とても気になる記事が「空を見上げて犬は今日も歩く」に載っていた。携帯電話は公衆便所の便座より不潔だというのだ。英国での研究によれば、携帯電話は動作時の熱とポケットの中の熱で、さまざまな微生物の温床になっているという。しかも、それほどきれいではない手で携帯電話はさわられまくっているわけだ。丸洗い可能な機種に交換するべきだろうか?
【2006/08/02】
■ クルマを運転してくれる、ドライバーの時間単位派遣サービス
クルマを誰かに運転してもらって、後ろの座席でぼんやりと外を眺める。運転手がヘタだと台無しだけれど、上手ならこんなにぜいたくで快適な時間もない。もっとも、自分のクルマの専属運転手、なんてそうとうお金持ちにならない限りは雇えるわけがない。ところが、そんな夢のような話が誰にでも手に届きそうなサービスが始まるのだ。ドライバー専門マッチングサイト「コンドラ・ネット」では、2時間単位で運転手を派遣してくれるのだ。Webサイトから申し込めば、普通車は4時間以上14,000円から、大型車なら2時間以上14,000円から依頼できる。ただし、サービスエリアは今のところ、東京、神奈川、千葉、埼玉のみ。個人でも利用できるので、ちょっとだけお金持ち気分に浸りたいときにもピッタリかもね。
【2006/08/01】
■ 竹熊健太郎先生、スク水画像公開! 相原コージさんはメイド服
1990年代初頭に発売されヒットしたマンガ「サルまん」こと「サルでも描けるまんが教室」。簡単に説明しておくと、竹熊健太郎さんと相原コージさんの共著で、マンガ界に影響を与えた作品だ。8月28日には大幅に改定した「21世紀愛蔵版」が全2巻で発売される。竹熊健太郎さんは、ブログ「たけくまメモ」のオーナーとしても有名だけれど、7月30日の記事になにやら恐ろしい写真が掲載されていた。竹熊さん自らスクール水着を着用しているのだ。右端には、メイド服姿の相原コージさんも少しだけ見える。この衝撃写真のおかげで、公開後の午後8時からはアクセス件数もうなぎ登り。サルまん新装版のヒットをお祈りしております。
■ 適切な単語がちゃんと出る、Ajax IMEで海外でも安心日本語入力
ローマ字で、読みづらいメールが届く。海外旅行中の友人からで、ネットカフェに入り込んでWebメールのサイトを開いたまではよかったんだけれど、PCで日本語がまるで入力できなくて、仕方なくローマ字で送ってきたのだった。よくある話だ。しかし、「Ajax IME」を使えば、そんな問題もあっさり解決してしまう。名前通り、Ajaxで作り上げた日本語変換だ。「きまぐれ日記」によれば、Wikipediaから、単語を辞書に登録したばかりらしい。そのせいか、変換時に適切な単語が表示される確率が非常に高い。PCのIMEを使うのをやめて、Ajax IMEを常用してもいいぐらいだ。今のところ、Internet Explorer以外のWebブラウザではあまりよく動かないのが若干残念なところ。ちなみに、この文章はAjax IMEで書いてみた。
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