【2007/09/11】
■ 宮内庁内部から編集のウィキペティア「天皇陵」が編集合戦に
「WikiScanner」日本語版の登場以降、国家組織や有名企業からの編集が続々とマスコミに暴露されて、このところ大騒ぎになっていた。報道を見ていると、謝罪の上、組織内からウィキペディアへのアクセスをブロックするのが多くの場合の対応だった。もっともそれは、よく知っている専門家のウィキペディアへの参加を閉じてしまうことにもなるわけで、ウィキペディアにとってみればいいことばっかりではない。そもそも、都合のいい編集をして謝罪したあとは、ウィキペディアの項目のノートあたりで、組織としての意見表明をきちんとしていってほしいと、筆者は思うのだ。さて、宮内庁内部から編集が行なわれて問題化した項目「天皇陵」が、10日に編集合戦となっていた。「明治時代の修陵」部分が、復活したり削除されたりを繰り返していたのだ。おかげで現在、誰も編集できない「保護」の状態になっている。面倒なことだ。
めたるまん(山崎一幸)
■ 執筆者が匿名の、男性視点と女性視点で回想する2つのテキスト
匿名の投稿内容は、現実にあったことを書いているのかそうでないのか、確認することはほとんどの場合はまず無理だ。読んだ人が信じたいように信じるしかない。たとえ創作であっても、匿名の誰かが書いた物語が、自分の経験に照らして現実感があれば、読者は本当にあったことだと思っても、周りに言いふらさない限りでは別に差し支えないはずだ。「はてな匿名ダイアリー」に9日投稿されたエントリー「元彼女と旅行してきた」がはてなブックマークで人気を集めていた。「元彼女とは同い年で20から27歳まで付き合ってた。」との書き出しの、昔を回想するテキストだ。本当の思い出なのか、創作なのかはもちろんわからない。10日に続けて、「元彼と旅行してきた」と題したテキストの投稿があった。「元彼女」のほうは男性視点で書かれたものだけれど、「元彼」は女性視点だ。2つのテキストを書いたのが、同一人物なのかももちろん謎だ。
めたるまん(山崎一幸)
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