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【業界動向】

佐野元春の作品をインターネットで有料配信

SME、デジタルコンテンツの配信実験を開始

■URL
http://www.sme.co.jp/DAP/

 ソニー・ミュージック・エンタテイメント(SME)は、デジタルコンテンツの配信実験「Digital Art Piece」を2月に開始する。SMEとしては、インターネット上での有料コンテンツ配信は、'98年8月に行なった佐野元春氏のインターネットライブ(本誌'98年9月1日号参照)に続き第2弾となる。

 今回、配信されるのは佐野元春氏のマルチメディア作品「僕は愚かな人類の子供だった」。子供のころからの英雄だという「鉄腕アトム」に捧げた曲に、佐野氏本人によるアトムのイラスト、テキストによる詩などを組み合わせた3分ほどの作品だ。コンテンツはマルチメディア作成ツール「Director」で作成され、ファイルのサイズは3~4MB程になる予定。

 配信は2月15日~28日(2週間)の期間限定で、300円で販売する。課金方法は、「WebMoney」「BitCash」「Smash」「QQQシステム」の4種類。また、ダウンロードの失敗などを配慮して期間中は3回までダウンロード可能だ。

 なお、「僕は愚かな人類の子供だった」は、リミックスバージョンを含むCDマキシシングルで3月1日に販売することが決定しており、今回のコンテンツ配信はCDのプロモーションを兼ねているとのこと。また、CDは、WWWとの連携して楽しめる「ConnecteD」(本誌'98年7月14日号参照)に対応しており、購入者は「佐野元春本人によるライナーノーツ」などを掲載した特別のホームページにアクセスできるようになる予定だ。

 作品を提供する佐野元春氏は、インターネットでの情報発信に積極的なアーティストで、前回のインターネットライブ終了時に「インターネットの環境に親和性の高い曲、ネットに特化した曲を配信する実験を年内('98年)にもやりたい」と語っていた。

('99/1/29)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp