INTERNET Watch Title ClickClick Here

【N+I 99 Tokyoレポート】

日本語製品版は8月末に発表予定

マイクロソフト、「Windows Media Technologies」をアピール

■URL
http://interop.zdnet.co.jp/ (NetWorld+Interop 99 Tokyo)
http://www.microsoft.com/japan/windows/windowsmedia/

マイクロソフトブース 「NetWorld+Interop 99 Tokyo(N+I)」会場のマイクロソフト株式会社ブースでは、デジタルコンテンツ配信ツール「Windows Media Technologies」のデモに注目が集まった。

 Windows Media Technologiesは、米国で'99年4月にβ版が発表されている(4月14日号参照)。音楽、ビデオなどのコンテンツを作成、配信、再生するためのコンポーネント群で、日本語版ベータも5月25日に発表されている。同社のブースでは、特にWindows Media Technologiesの音声部門「Windows Media Audio(WMA)」の音質に関するデモに注目が集まった。ブースにはヘッドホンが置かれ、宇多田ヒカル、DRAGON ASHなどのヒット曲について、それぞれ「MWA」と「RealSystem G2」、または、MP3による音声を聞き比べることができるようになっていた。

聞き比べ画面 また、N+I会場近くのホテルでは、マイクロソフトによりWindows Media Technologiesに関する報道関係者向け説明会が開催された。ここでは、概要が紹介されたほか、音質に関するデモなどが実施された。音質に関するデモは、N+Iのブース同様、「G2」「MP3」との聞き比べであった。また、著作権保護機能を持つデジタルコンテンツ管理ツール「Windows Media Rights Manager」の説明では、コンテンツ提供者が、コンテンツを制限を加えパッケージングして配布、ユーザーは、コンテンツパッケージを入手した後、ライセンスサーバーへ接続してライセンスを受け取るしくみなどが解説された。コンテンツ提供者は、コンテンツに著作権情報のほか、バナーイメージ、ライセンスサーバーのURLなどの情報を埋め込むことができるという。

 なお、Windows Media Technologiesの正式版は、英語版が7月、日本語版が8月末に発表される予定。

('99/6/2)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ

ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp