米Iomegaは16日、デジタル音楽製品の戦略を発表した。MP3プレイヤーのメーカーと提携し、同社のドライブ製品であるZip、Jaz、Clik!などを搭載するMP3プレイヤーを開発するというもの。これらの製品は、不正コピーを防止する機能を持つMicrosoftのデータ転送技術「Windows Media Device Manager (WMDM)」(本誌11月11日号参照)や、SDMI規格に対応した製品になる。
同社は、MP3プレイヤーのメーカー、Addonics、Optomedia Electronics、Sensory Science、Varo Visionと提携し、Clik!ドライブを搭載するMP3プレイヤーを開発する。従来の機種では録音時間が83分程度にとどまっているのに対し、40MBのClik!ディスクを搭載するプレイヤーでは、5時間半の録音が可能になるという。
開発にあたっては、DSPなどの部品メーカーと提携していく。プログラム可能なDSPにより、MP3やWindows Media Audioなどさまざまな形式に対応するほか、新しい形式にも後から対応可能になるとしている。
('99/11/17)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]