![]() |
![]() |
米America Onlineは22日、Webサイト「AOL.COM」上で、Webベースの電子メールサービス「AOL Mail on the Web」を開始したと発表した。AOL会員が、AOLのパソコン通信に接続しなくても、職場や学校、旅行先などで、AOLの電子メールを無料で利用可能になる。
AOL会員は、AOL.COMのホームページでスクリーンネームとパスワードを入力することで、メールの送受信、保存、フォワードなどをすることが可能になる。
AOLとRoper Starch Cyberstudyの調査によると、電話調査したうちの88%が友人や家族と定期的にオンラインでコミュニケーションしているという(本誌11月12日号参照)。また、米国のオンライン利用者の48%が取引先と、47%が職場の同僚とコミュニケーションする手段として、電子メールを好んで利用しているという。
このような実態をふまえてAOLは、インターネットに接続するあらゆるコンピューターからAOLの電子メールを利用可能にした。Internet Explorer 3.0かNetscape 3.0以上に対応し、特別なActive XコントロールやPlug-in、Javaアプレットなどは必要としない。
AOL Mailは、AOLのサービスをWebや他のプラットフォームに拡大するという「AOL Anywhere」戦略の一環。同社インタラクティブサービス部門のBarry Schuler社長は「AOL Anywhereによって、AOLの利点をテレビや携帯電話などの双方向プラットフォーム、携帯端末やポケベルなどの機器に拡大する計画だ」と述べている。
('99/11/24)
[Reported by Hiroyuki Et-OH]