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【サービス】

郵便の投函はインターネットで
郵政省、「ハイブリッドめーる」サービス開始

■URL
http://www.hybridmail.go.jp/

Envelope
ハイブリッドめーるの専用封筒
ServerRoom
新東京郵便局にあるハイブリッドめーる
取扱室。プリントサーバーが並んでいる
 郵政省は1日、インターネットで送った文書データを郵便局で印刷・封入し、郵便物として配達する「ハイブリッドめーる」のサービスを開始した。

 送信する文書は、ハイブリッドめーるのWebサイト上で直接入力するほか、市販のパソコンソフトで作成したファイルを送ることも可能。一太郎、Word、Excel、PowerPoint、Lotus 1-2-3、PDFの各ファイルに対応しており、イラストや写真などのカラー文書も送信できる。差し出された文書は、まず東京都江東区にある新東京郵便局で受信し、宛先に応じて全国11の地域郵便局に転送。そこでプリントアウトされ、専用の封筒に入れられた後、通常の郵便物と同様に配達される。宛先は500件まで指定することが可能だ。

 利用料金は、モノクロ1枚100円、2枚105円、カラーでは1枚200円、2枚225円などとなっている。決済はクレジットカードに対応し、料金は月ごとに請求される。なお、サービスが利用できるパソコンはWindows 95/98/NT4.0で、あらかじめ利用者登録をしておく必要がある。

 同日朝、サービスの提供に先立ち新東京郵便局で開始セレモニーが行なわれ、郵政大臣から全国の郵便局長に宛てたメッセージがハイブリッドめーるの第1号として送信された。メッセージは、数分も経たないうちに、印刷・封入された状態で、席上の佐藤暢男・新東京郵便局長の元に無事到着。「現物配達という郵便の長所と、スピードや手軽さという通信の長所とを結びつけたサービス」(小坂憲次・郵政総括政務次官)だとして、その利便性をアピールした。なお、通常は、おおむね翌日に配達されるという。

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(2000/2/1)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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