■URL
http://www.ntt-east.co.jp/teigaku/
http://www.ntt-west.co.jp/ipnet/ip/index.html
NTT東日本と西日本は5日、試験提供中の「IP接続サービス」に関するISP向けの説明会を東京と大阪で開催し、5月に実施予定の提供条件の見直しについて説明した。
すでに本誌でもお伝えしている通り、NTTでは料金の値下げとエリアの拡大などについて発表しており、今回はサービス内容に関して特に目新しい発表はなかった。参加者からは、ユーザーへ告知する必要があるので実際にサービスを改定する時期はいつになるのかといった質問があったものの、詳しいスケジュールについても明言されなかった。
一方、接続方法などの技術的な部分についてはいくつか新しいアナウンスがあった。
IP接続サービスでは、ユーザー回線を収容するNTTの各収容局とISP各社のネットワークをNTTの「地域IP網」を経由して接続している。地域IP網とISP網の接続方法として、従来はデジタル専用線とATM専用線の2種類が用意されていたが、これに100BASE-FXが追加される。また、東京地域では、地域IP網とISP網の接続拠点として、従来の東渋谷ビルに加えて大手町ファーストスクエアビルで接続できるようにする。
5月から提供する、地域IP網を経由しない接続メニュー「タイプ2」についても、接続方法が明らかにされた。タイプ2では、地域IP網を経由しない分ユーザー料金が安くなる一方、ISPは、各エリアの収容局ごとにISP網を相互接続しなければならない。今回は、INSネット1500で接続するようにした。これにより、RASなどを設置しているISPのビルが収容局の管内にあれば、その収容局とINSネット1500で接続し、タイプ2のサービスをユーザーに提供できるようになる。なお、ISPのビルが収容局の近くにない場合でも、収容局までISP網を伸ばし、同一ビル内にRASを設置して接続することは可能だ。
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(2000/4/5)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]