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【音楽配信】

新たに「着メロデータ配信」、「試聴」にも使用料規定を適用

インターネット音楽著作物使用料の暫定合意適用期間が6カ月延長

■URL
http://www.jasrac.or.jp/jhp/enchou.htm
http://www.impress.co.jp/nmrc/zantei2.html

 社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)とネットワーク音楽著作権連絡協議会(NMRC)の2団体は、「インターネット上での音楽利用に関する著作物使用料についての暫定的な合意」に基づく適用期間を6カ月延長し、2000年9月30日まで適用すると発表した。

 今回、月額利用単位使用料等については従来からの変更はないが、期間が延長されるとともに、新たに、携帯電話/PHSに向けた「着信メロディ再生専用データ」配信と、「試聴」を目的とした音楽配信に関する使用料規定が設けられた。着メロデータ配信については、総再生時間が1曲あたり45秒以内のものに関しては「5円」で、2000年1月1日以降の利用について適用される。なお、受信した電話機から他の機器への転送、複製が可能なものは除くとしている。

 また、「試聴」データについては、CDなどの販売促進などを目的とした試聴サービスなどの場合、あらかじめ届け出があったものに関しては、再生時間が45秒以内なら使用料が免除される。

 暫定的合意については、当初、2000年3月31日までを適用期間としていたが、両者による調整の関係で発表時期が4月までずれ込んていた(本誌4月3日号参照)。JASRACによると、4月以降の使用料については、同団体の当初からの提案である「配信料の10%+基本使用料」に近づける方向で協議してきたとのこと。しかし、音楽配信事業が採算ベースに乗っていないことや、暫定合意の期日満了に伴い、ネットワーク上の音楽利用ができなくなることを避けるためにも、暫定合意の枠組みを延長することとしたという。延長期間が終了する9月30日まで、両団体は、本合意に向けた協議を継続するとのこと。

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(2000/4/10)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp