■URL
http://www.isf.co.jp/e-phone/plus/index_p.html
セキュリティ関連事業を中心とする(株)アイエスエフは、個人向けのインターネット電話サービス「e-Phone Plus」を発表した。
アイエスエフでは以前よりコールセンターなどを対象としたBtoCのインターネット電話サービス「e-Phone Direct」(通話料は企業側が負担)を提供していたが、今回の「e-Phone Plus」はコンシューマー向けに新たに開発されたものだ。インターネット接続のPCから一般電話に電話をかけられるサービスで、通話先の電話は世界中どこでも可能となっている。
サービスを利用するにはソフトのインストール、及び通話の際の料金が必要。通話料金は米国やイギリスへの通話だと1分10円、日本への通話は1分15円と、地域によって異なっている(各国の回線業者ごとの料金の違いによる)。支払いはあらかじめWebサイトから「e-Phone Plus」専用のプリペイドIDを購入し、それを用いる形となる。利用できるPCはWindows環境で、全二重のサウンドカード、マイクやスピーカーといった装備が必要だ。
同社の太田幸多郎社長は「利点はキラーコンテンツを入れられること。例えばピザチェーンと提携してワンクリックでピザの注文ダイヤルに電話できるボタンを付けるなどのサービスができる。現在は通話自体は有料だが、ユーザーが増えれば無料にする方向だ」と述べた。デモの際、通話が時々途切れる状況があったが、「世界的に見ればこれくらいの電話のクオリティはよくあること。ソフトの利便性と安い料金で充分カバーできる」と答えていた。
アイエスエフでは電話機をマイク・スピーカー代わりに使える専用アダプターの発売も予定しており、また6月まで米・英・カナダ・香港への通話は1分7円で利用できるキャンペーンを行なって普及を狙う。同社では今年度に「e-Phone Plus」で約20万人のユーザーと、15億円の通信料売上げを見込んでいる。
◎関連記事
■【2000年2月18日】「ISF、企業向けのインターネット電話サービス「e-Phoneダイレクト」を開始 Webブラウザーからユーザーサポートと通話できる」
(2000/4/26)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]