東京三菱TDウォーターハウス証券が10日から営業開始

■URL
http://www.tmtdw.com/
http://www.btm.co.jp/
http://www.tdwaterhousegroup.com/

河上社長

　東京三菱TDウォーターハウス証券は、10日からオンライン証券業務を開始した。同証券は、東京三菱銀行と世界第2位のディスカウント・ブローカーであるカナダのTDウォーターハウス社の合弁会社として本年3月に設立された。

　取扱商品は、株式および100銘柄の投資信託。インターネットとコールセンターを通じて注文することが可能で、コールセンターは365日24時間体制となっている。

　売買注文のほか、グローバル・マーケット情報、企業情報、株価チャートをはじめとするQUICKフルサポートデータ、パソコン上で受講できるバーチャル・ファンド・セミナー、S&P社提供の投資信託検索ツール、Web上で投資目的や期間、リスク許容度を入力することにより資産配分のモデルをシュミレーションする機能「ポートフォリオ・プランナー」などさまざまな機能やサービスも提供される。

　口座管理料は無料で、インターネットを通じた売買手数料は、成行注文が最低1,900円から、指値注文が最低2,500円からとなっている。四半期ごとに30回以上インターネットで取引した場合、次の四半期のインターネットでの取引は25％割引の優遇手数料が適用される。

　10日の夕刻からは、カナダ大使館で開業記念のパーティーが開かれた。

　挨拶に立った東京三菱ティーディーウォーターハウス証券 代表取締役社長 河上継一氏は「オンライントレードは急成長を遂げているが競争も激しい。使い勝手が良いとか、手数料が安いといった点で成長するという時代は終わり、顧客から証券会社としていかに信頼を受けられるかということと、情報などサービスにどのように付加価値をつけられるかが勝負になるだろう」と述べた。

　その後、TD Waterhouse CEOのStephen D. McDonald氏や東京三菱銀行頭取の三木繁光氏らが加わって鏡割りを行なった。

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(2000/7/10)

[Reported by betsui@impress.co.jp]