INTERNET Watch Title Click

【新サービス】

Yahoo!と楽天、オークションでエスクローサービスを導入

■URL
http://auctions.yahoo.co.jp/ (Yahoo!オークション)
http://www.yahoo.co.jp/docs/help/auctions/amisc/amisc-03.html (Yahoo!オークション:エスクローについて)
http://www.auction-check.com/ (デジタルチェック:オークションチェック)
http://trading.rakuten.co.jp/ (楽天フリーマーケットオークション)

 ポータルサイト「Yahoo! JAPAN」とオンラインショッピングモール「楽天」はそれぞれ、自社のオークションサービスで取引の安全をはかる「エスクローサービス」の導入を発表した。両者とも、エスクローサービスを提供する業者との提携による。

 エスクロー(寄託)サービスとは、オークションの出品者と落札者の間で代金や品物の受け渡しを仲介するサービス。これにより、受け渡しや支払いが確実に行なわれ、詐欺行為などを予防できる。

 Yahoo! JAPANの「Yahoo!オークション」は、株式会社デジタルチェックと提携し、26日よりサービスを開始した。デジタルチェックの「オークションチェック」を使うには、まず両者ともオークションチェックにユーザー登録し、口座を開設する必要がある。今回の提携により、Yahoo!オークションで出品する画面からオークションチェックへの登録などができるようになる。なお、利用手数料は、3万円までの取引で1件50円、3万円以上で1件100円で、送料などは別途。

 Yahoo! JAPANでは今後、ほかにも複数の業者との提携を予定しているという。なお、Yahoo!オークションではユーザーの多さなどから詐欺事件が何件か発生し、警察庁などから対策の要請を受けていた。

 一方、楽天は、個人間オークション「楽天フリーマーケットオークション」において、補償・エスクロー・商品認定の「取引あんしんサポート」サービスを、今秋から提供する。補償制度は、住友海上火災保険株式会社と提携し、落札者が送金後に品物を入手できない場合に100,000円を上限として補償するサービスで、利用者には手数料などはかからない。また、エスクローサービスは、アイ・エスクロウ・ジャパン、三和銀行、日本通運、ヤマト運輸、キャピオンの5業者と提携して提供するもので(手数料等は業者による)、オークションを利用する際に簡便に利用できるようにする。

 さらに、商品認定は、自動車の出品において代行業者の査定を受けて出品するというサービス(手数料等は業者による)。落札後の所有権移転手続きなどのサポートも受けられる。落札されなかった場合でも、業者が見積もった「最低買取補償価格」で買いとってもらうこともできる。

◎関連記事
エスクローのi-Escrowが日本法人設立、BIDDERSや楽天などが導入へ
ヤフー、オークション詐欺防止へ対策を検討
eBay Japan、11月より宅急便エスクローを提供

(2000/9/26)

[Reported by masaka@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ

INTERNET Watchグループinternet-watch-info@impress.co.jp