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【業界動向】

W3Cがモバイル技術の「XHTML Basic」を勧告

■URL
http://www.w3.org/2000/12/xhtml-basic-pressrelease
http://www.w3.org/TR/2000/REC-xhtml-basic-20001219/

 WWW関連技術の標準化を推進するW3Cは19日、「XHTML Basic」を勧告として発表した。XHTML Basicはウェブのコンテンツを携帯電話、PDA、ページャー、テレビ用のブラウザーなど、さまざまなデバイスで表示できるようにするものだ。

 また、現在勧告候補となっている仕様ではXHTML 1.0のサブセットをうまく組み合わせる方法について説明していた。XHTML Basicはこれらの技術に基づいて、これらXHTML 1.0のそれぞれの部品をモバイルウェブアプリケーションのためにうまく組み合わせることで実現している。XHTML 1.0は、さまざまなプラットフォーム上にコンテンツを配信するための重要な部品となり、SMIL、MathML、SVGなどを使って容易に機能を拡張することができる。

 この勧告についてW3CのディレクターであるTim Berners-Lee氏は「XHTML 1.0は強力な言語ではあるが、完全なXHTML 1.0の機能は携帯電話や他の小さなデバイスが扱うためには大きすぎるかもしれない。XHTML BasicはHTMLの初期の段階に見られた簡便さと総合運用性を兼ね備え、そのうえでXMLに見られた進歩を含めた10年以上もの経験に裏打ちされている」とコメントしている。

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(2000/12/20)

[Reported by taiga@scientist.com]


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