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■URL
http://www.vrnetcom.co.jp/
http://japan.internet.com/research/20010109/1.html
http://www.inpaku.go.jp/
昨年12月31日に開幕したインターネット博覧会(インパク)。開会式サイトには、開設直後から回線やサーバーの容量の10倍を越えるアクセスが殺到、つながりにくい状態となる事態も発生した。ビデオリサーチネットコムにより開幕当日のホームページのアクセス状況が明らかになった。
調査結果によると、当日家庭内でインターネット利用した人のうちインパクのサイトにアクセスした人は4.8%、当日インターネットを利用しなかった人も含めた家庭内インターネット利用者全体でみると1.2%、推定アクセス人口は約30万人となっている。また、特徴としてアクセス1回あたりの視聴ページが多い点を挙げ、1回あたり平均16ページが見られており、延べ視聴ページでみると、全サイト中8番目となっている。
今回の調査をふまえ、ビデオリサーチネットコムでは、スタートして高い関心がもたれているが、アクセスした人のプロフィールをみると男性35~49歳、50歳以上の2層で約7割を占めていることから、今後他の層への浸透が課題となる点と、開幕日という一過性のものかどうかの見極めが必要になる点を指摘している。
このほか、インターネットコムとインフォプラントの調査では、インパクについて、知っている人は約30%、アクセス経験15%との結果が出ている。新世紀のスタート飾る大イベントとなるはずだった「インパク」だが、知名度はまだまだというのが実状だ。また、実際サイトを訪れてみると、コンテンツは豊富で中身も濃いものが多いにもかかわらず、ナビゲーション機能がまずいためどこに行ったらよいかわからないという問題もある。しかし、インパクは1年という長丁場。これからサイトの規模もスタート当初の数倍に膨れ上がっていく。インパクのさらなる発展・拡大がユーザー層の拡大や増加を生むのかもしれない。
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(2001/1/10)
[Reported by moriyama@impress.co.jp]