【音楽配信】

ビクターエンタテインメント、音楽配信事業に本格参入

■URL
http://www.jvcmusic.co.jp/
http://naah.jvcmusic.co.jp/ (na@h!)

na@h! 大手レコード会社のビクターエンタテインメント株式会社は、2月1日から有料の音楽配信事業を開始すると発表した。パッケージシングルの楽曲を価格350円で配信するほか、同社の保有するカタログから、「有楽町で逢いましょう」(フランク永井)などの旧譜も300円で配信する。配信技術には、「Windows Media Techinologies(WMT)」を採用する。

 同社では2000年8月から12月末まで音楽配信実験「なあ!(na@h!)」を実施していたが、今回その結果を踏まえた上で本格的に配信事業に参入することを決定したという。実験期間中は約2万人の会員を獲得し、ダウンロード数は、有料楽曲が約5,000、無料楽曲が約4,000。有料楽曲をダウンロードしたユーザーのうち、実際に課金手続きまで終了したのは3分の1で、同社では「有料ダウンロード単体のビジネスは現状では成立しがたい」としているが、プロモーションとしては十分効果が期待できると判断したという。配信技術には当初WMTを利用するが、今後、課金方式も含め複数の方式を検討しているとのこと。

 2月1日以降は、「なあ!(na@h!)」のサイトを全面リニューアルし、会員登録の手続きなしで配信サービスを利用できるようにするほか、メールマガジンサービス「わん!」を2月7日に開始する。また、携帯端末用サービスとして「EZWeb」向けのサイト「ビクターMUSIC」を開設する。ここでは、着信メロディ(約500曲)のほか、楽曲の音声試聴サービス「My Jukebox」を提供する。音声試聴サービスでは各曲45秒で当初約1,100曲を提供するとのこと。

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(2001/1/22)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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