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【業界動向】

JPドメイン管理の民間会社「日本レジストリサービス」設立

■URL
http://www.nic.ad.jp/ (JPNIC)

Mr.Murai&Mr.Higashida
JPNICの村井純理事長(左)とJPRSの東田幸樹代表取締役社長
 日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)は25日、JPドメイン管理の民間会社「株式会社日本レジストリサービス(JPRS)」を2000年12月26日に設立したと発表した。まず、近く導入予定の「汎用JPドメイン」について管理業務を新会社に移管する。

 JPRSの中心となるのは、ドメインデータベースを管理するレジストリ事業。ドメイン登録サービスとなるレジストラ事業については、複数のレジストラ指定業者を通じてユーザーに提供していく。「.com」など他のTLDに比べて割高だったJPドメインを低価格化し、レジストラへの卸価格を登録料3,500円、年間維持料3,500円に設定。さらに来年の早い時期にもそれぞれ1,500円程度にまで引き下げ、登録料/維持料合わせて5,000円以下でユーザーがJPドメインを登録できるようにしたいとしている。

 なお、JPRS自身でもレジストラ事業は行ない、ユーザーからの直接登録も受け付ける。ただし、この場合の料金は登録料1万4,000円、年間維持料7,000円を予定しており、この部分がビジネスになるとは考えていないという。高額でも指定業者を通さないで直接登録したいというユーザーが実際に存在することを踏まえ、その受け皿として用意するものだ。レジストラの役割は、あくまでも指定業者に任せ、業者間の自由競争を通じてJPドメインの利用を拡大させていきたい考えだ。

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(2001/1/25)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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