【業界動向】

ReutersがActiveBuddyと提携、インスタントメッセージでコンテンツ配信

■URL
http://www.activebuddy.com/about_pr010418.shtml

 米ActiveBuddyは18日、大手通信社Reutersと提携を発表し、ActiveBuddyのインスタントメッセージテクノロジーを使ってパソコンや携帯電話などにReutersのコンテンツやデータを配信することを明らかにした。

 Reutersは、これまでも金融機関などリアルタイムなデータが必要となる分野におけるインスタントメッセージの可能性について検討を進めていたが、今回ActiveBuddyのシステムを利用することで初めて実際にインスタントメッセージを使ってコンテンツを配信することになる。

 ActiveBuddyの双方向エージェントテクノロジーは、自然言語を理解するロボットとして働く。ActiveBuddyのエージェントが企業内のサーバーにインストールされていると、末端のインスタントメッセージ利用者はバディーリストに他の友人や同僚と同じようにActiveBuddyのエージェントを見ることができるようになる。利用者がReutersのコンテンツで何か欲しいと思った時には、バディーリストに表示されているそのエージェントに対して自然言語でインスタントメッセージを送ればよい。するとエージェントがその言葉を理解し、必要な情報をインスタントメッセージとして送り返してくれる仕組みとなっている。

 ActiveBuddyの技術は現在ベータテストの最中。Reutersは、当面の間ヘッドラインニュースやビジネス関連ニュースなど数種類のニュースを送信する。将来的にはリアルタイムに株価を送信したり、外国語のニュースを送信することも検討している。

 なおActiveBuddyのシステムは、MSN Messenger、AOL Instant Messenger、Yahoo Messenger、その他携帯電話のサービスと互換性を持っており、インスタントメッセージが成功するかも知れないビジネスモデルの一つとして注目されている。

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(2001/4/19)

[Reported by taiga@scientist.com]


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