【業界動向】

米プロバイダーPSINet、破産申請の可能性が高いと再度警告

■URL
http://www.psinet.com/news/pr/01/apr17.html

 破産法の適用も含めた経営再建策を検討している米大手プロバイダーのPSINetが17日、2000年第4四半期と通年の決算を発表した。同社は再度、米経済環境の急速な変化が業績に対して負の影響を与えたと説明。4月初めに発表したように、現時点で手持ちの現金や現預金、短期的な投資金、証券、子会社売却による利益を合わせても、必要な資金が不足すると警告している。

 同社は引き続き、債権者への負債を再構成することを検討する一方で、同社の一部または全体を売却することを含めて、財務的および戦略的代替案を検討している。これにより、米連邦破産法の下で経営再建を目指す可能性が高いとしている。

 第4四半期の決算は、売上高が2億9,110万ドルで、前年同期の1億6,480万ドルから増加したものの、前四半期の3億540万ドルから減少した。純損失は31億9,890万ドルで、前年同期の2億1,700万ドルから約15倍に膨れ上がった。

 また、通年の決算では、売上高が9億9,550万ドルで、前年の5億3,410万ドルに比べて約倍増。しかし、純損失が49億6,510万ドルで、前年の4億1,620万ドルから約12倍に膨れ上がっっている。

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(2001/4/19)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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