【新製品】

「Opera5 for Linux」発表される~久々のLinux向け本格派ブラウザー

■URL
http://www.opera.com/linux/
http://www.opera.com/pressreleases/20010515.html

 ノルウェーのブラウザー開発企業Operaが、同社としては初めてのLinux向けの本格派ブラウザー「Opera 5 for Linux」を発表した。Linux上のブラウザーとしてはこれまで主にNetscape Navigator、Mozilla、Lynxなどが使われてきたが、商業的にLinux向けにブラウザーが発表されるのは久しぶりのこと。OperaはすでにWindows、Mac、BeOS、EPOC、OS/2などのプラットフォームに対応したブラウザーを発表している。

 Operaの特徴は、レンダリングの速さ、アプリケーションの軽さ、安定性などにあり、Windows版などで定評あるこのような特徴がLinux版でも受け継がれている。OperaのダウンロードサイズはQt(C++で記述するクロスプラットフォームなGUIツールキット)なしであれば1.5MB、Qt込みで約3MBとブラウザーにしては極めて小さい。

 またOperaはW3Cの様々な標準規格を忠実に採用していることでも知られており、HTML4.01、XML、CSS1、CSS2、HTTP1.1、ECMAScript、JavaScript1.3、partial DOM、WAP/WMLをサポートしている。近々Netscape用のプラグインも利用できるようになる予定だ。

 LinuxバージョンはWindowsバージョンと同じく、ダウンロードしたときには画面に広告が表示される無料モードに設定されているが、39ドルを支払って登録すれば広告を画面から消すことができる。

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(2001/5/21)

[Reported by taiga@scientist.com]


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