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■URL
http://www.realnetworks.com/company/pressroom/pr/2001/rsmcs.html
米RealNetworksは20日、映画や音楽などのデジタルコンテンツを商用利用するための、著作権管理機能を備えたコンテンツ配信プラットフォーム「RealSystem Media Commerce Suite」を発表した。同製品は「RealSystem iQ」をベースとし、メディアのパッケージ化、ライセンス管理、コンテンツ配信および再生ソフトの4製品から構成されている。
Media Commerce Suiteは、RealNetworksなどが策定を進めているメディア記述言語「XMCL」に対応する予定。コンテンツ保護機能を確保しながら、多くのバックエンドシステムや著作権管理ソリューションを使ってメディアを配信することができる。そのアーキテクチャーはオープンで、米InterTrust Technologiesの著作権管理ツールなどのデジタル著作権管理ソリューションと統合することも可能だ。
著作権所有者は、Media Commerce Suiteにより2億人以上のRealPlayerユーザーに映画や音楽などのデジタルコンテンツを配信することができる。Media Commerce Suiteの新機能に対応するRealPlayerは、2001年3月以降に既に1,500万本以上インストールされているという。また、Media Commerce SuiteはRealSystemとRealPlayerのアーキテクチャーを拡張したもので、既存のインフラやバックエンドシステムに容易に組み込めるという。
RealNetworksによると、RealSystem Media Commerce Suiteに対して多くの大手メディア企業が支持を表明しているという。また、米AOL Time Warner、独Bertelsmannおよび英EMI Groupと共同で設立する会員制音楽配信サービス「MusicNet」のプラットフォームにも同製品を提供する予定だ。
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(2001/6/21)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]