【新サービス】

NTT-X、小学生向けポータルサイト「キッズgoo」をオープン

■URL
http://kids.goo.ne.jp

記者発表を行なうNTT-X 福原美三 取締役
「キッズgoo」TOPページ
“下着”と入力したときの検索結果
有害コンテンツは表示されない

 株式会社エヌ・ティ・ティ エックス(NTT-X)は、同社が運営するサイト「goo」内に、小学生向けポータルサイト「キッズgoo」を開設した。

 キッズgooは、家庭・教育現場へのインターネットの普及から、今後需要の増加が予想される「小学校高学年」をメインターゲットに、ポータルサイトとしてオープンする。特にここでは「小学生向けポータルサイト」として3つの機能が提供される。

 1つ目は「goo」を元にした検索サービス。ディレクトリー検索方式の「子供向けポータルサイト」では、1万件未満のWebサイトしか登録されていないこともあり、検索結果が乏しい場合があった。このために実質上「使いにくいサイト」となってしまっていた。キッズgooでは、通常の「goo」で使われるロボット型検索と同様にインターネット全体から検索を行ない、その結果を「三重のフィルタリング機能」で選別する。この「三重のフィルタリング機能」では、小学生に有害とみなされるサイトはリンク先に移動できないようになっている。これはキッズgooを利用した検索結果に表示されるリンクに限ったことではなく、そこからリンク先をたどっていく限りブラウザーを閉じるまでフィルタリングが有効となる。つまり、ブラウザーを最初に開くときキッズgooが表示されるように設定しておけば、リンクに常にフィルター機能が働いており保護者としては安心して子供にインターネットを利用させることができる。

 2つ目は「漢字ひらがな自動変換」機能。検索の結果、内容的に小学生が望む内容が表示されたとしても、漢字が難しく小学生が読めない可能性がある。キッズgooでは「すべての漢字」「4年生以上の漢字」の2段階に分け、検索先ページの漢字を自動変換する。この機能もブラウザーを閉じるまで有効だ。

 3つ目は「学習向けコンテンツ」。キッズgooでは、夏休み自由研究やジャンル別おすすめコンテンツの紹介など、小学生が必要とする情報を漫画などを交えて提供する。特に紙飛行機の作り方を解説するページ「めざせスーパーフライト」の「飛ばし方テクニック」は大人でも感心する内容だ。

 キッズgooでは、子供・親・教育者の三者からリサーチを行ない「子供向けポータルサイト」の欠点等を改善。上記のような機能を付加して「使いやすい子供向けサイト」を目指しサービスを展開する。また、年内には保護者向けのコンテンツを提供し「ファミリー
ポータルサイト」へのサービス拡大を図る。

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(2001/7/23)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]


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