【コンテンツ配信】

コンテンツ配信ネットワークの相互接続を目指す「CRNフォーラム」が発足

■URL
http://www.crnf.net/

 コンテンツ配信ネットワーク(CDN)の相互接続の商用化を目指して「CRN(Contents Routing Network)フォーラム」が発足した。同フォーラムでは、2002年3月までにビジネスモデルの具現化を行なう予定だ。

 ブロードバンド向け大容量コンテンツをスムーズに配信するために、インターネットサービスプロバイダー(ISP)やコンテンツホルダーは独自にCDNを構築することが多くなった。しかし、“閉じた”CDNでは、他のISPのユーザーへのコンテンツ配信が難しかった。そのため、CRNフォーラムでは、CDNを相互接続した場合に発生する、ユーザーの認証・課金、コンテンツの権利分配などの接続調整を自動化する技術の開発を目指す。

 フォーラム発足時点で、IIJ、NTT-ME、KDDI、JストリームといったISPやキャリア9社、日商エレクトロニクス、三井物産といったメーカー5社、BayFM、ビクターエンターテイメントなどコンテンツホルダー4社、慶應義塾大学や東京大学大学院など大学4校が参加している。なお、代表には奈良先端科学技術大学院大学の門林雄基助教授が就任した。

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(2001/11/15)

[Reported by okada-d@impress.co.jp]


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