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“第3のブラウザー”と呼ばれる「Opera」の、日本語化ツールが登場した。「Opera」は先日発表された「Opera6.0β」でWebページの日本語表示に対応したが、メニューやアラートなどは英語のままだった。今回公開されたのは日本のユーザーズグループ「Opera Japanese User's Group」(以下OJUG)の有志5名による日本語化ツールで、ノルウェイのOpera Software社(以下Opera社)公認で配布を行なっている。
「Opera」の各国語へのローカライズは、有志のユーザーズグループ(以下UG)による英語リソースの翻訳をOpera社が公式に採用する方法をとっている。現在は約30ヶ国語へのローカライズが進行中で、すでにドイツ、オランダ、韓国、スペインなど数ヶ国分が、それぞれの国のUGサイトから公開されている。これらはすべてOpera社公認で配布中で、各国語版がリリースされる時にそれぞれ同梱される予定だ。
今回公開された日本語化ツールでは、メニューバーやツールバー、アラートなどが日本語化されて、英語版では分かりづらかった機能が利用しやすくなった。またヘルプファイルも日本語化された点は大きな特徴だ。ヘルプファイルの翻訳は各国UGの任意となっているため、従来の各国語版では英語のヘルプファイルのまま公開している場合が多かった。OJUGでは日本のユーザー事情や公式サイトが英語のみといった点を考慮して、ヘルプファイルを含め、すべての言語リソースを日本語化して公開した経緯がある。
現在は日本語化ツールのデバッグおよび誤訳や表現改善などについて、インストールしたユーザーからのフィードバックを募集している。
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(2001/11/19)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp / sakataku@NetLaputa.ne.jp]