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横浜にて開催されたJava開発者向けイベント「JavaOne」展示会場では、インプローブ・ネットワークスによるJavaで開発された「CAFEMOON@HOME」が展示された。
CAFEMOON@HOMEをインストールしたサーバーとサーバーにつないだ赤外線リモコンと、カメラが横浜市港北区にあるインプロード・ネットワークス社内に設置され、テレビと扇風機を展示会場からiモードを使って操作をするデモが披露された。CAFEMOON@HOMEは、家電とインターネット上のWebブラウザーを仲立ちするサーバーで、パソコンのWebブラウザーをはじめとして、iモードやEZwebからでもアクセスできるように自動的に出力ページの変換を行なうという。また、Javaで開発されているため家庭用ゲーム機プレイステーション2をサーバーとして利用することもできる。
インプローブ・ネットワークスに設置されたビデオデッキとテレビ。CAFEMOON@HOMEのサイトでユーザー登録を行ない実際にこれらの家電を操作することができる |
サーバーに取り付ける赤外線コントローラー |
初日の基調講演でJohn Gage氏が語っていたように日本は世界最大のJava市場だが、それは「Java携帯電話」の存在に拠るところが大きい。今回紹介した「CAFEMOON@HOME」や三菱電機による家電制御機器などのような製品もいくつか展示されているものの、展示会場はJava携帯電話一色だったのを見ると、それ以外の製品への組み込みはまだ進んでいないのが実情のようだ。次回のJavaOneでは、Javaが搭載されたネット家電が展示されることを期待しよう。
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(2001/11/30)
[Reported by adachi@impress.co.jp]