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■URL
http://www.eaccess.net/jp/press/2001/pr011210.html
http://www.nifty.com/ipv6/
http://www.v6pc.jp/
イー・アクセス株式会社は、IPv6普及・高度化推進協議会や総務省などの主導により行なわれるIPv6実験の一環として、ニフティ株式会社および富士通株式会社と共同で、IPv6を利用した実験サービスを1月下旬より提供開始する。
今回実験の対象となるユーザーは、「IPv6接続に興味のある、関東在住の@nifty会員」「イー・アクセスの提供するADSLサービスを利用している」「自分自身でWindowsXPのIPv6設定が可能」「ISDN&ブロードバンドフォーラムの会員」を満たしたユーザーが対象となる。募集人数は100名で、応募多数の場合は抽選となる。
今回の実験の特徴は、ADSL回線上に直接IPv6を構築する「ネイティブ方式」によるIPv6サービスで、世界初になるという。また、他のISPなどでも「ネイティブ方式」のIPv6サービスは提供しているが、ADSL回線上に直接IPv6ネットワークを構築する実験は初めてとのこと。今回の提供は、「ネイティブ方式」によるIPv6の提供となるが、ニフティによると「IPv4とIPv6の共用が可能な方式」による提供だという。
ニフティが提供するサービスの内容は、「IPv6ネット経由での@niftyの一部コンテンツの利用」「IPv6の特長を生かしたコンテンツの利用」「IPv6に対応した情報家電等の利用」などとなっている。「IPv6ネット経由での@niftyの一部コンテンツの利用」は、今回のIPv6サービスを利用しても、ニフティのコンテンツが問題なく利用できるサービス。「IPv6の特長を生かしたコンテンツの利用」の内容に関しては、現在検討中だという。最後の「IPv6に対応した情報家電等の利用」は、「『PlayStation 2』でネットコミュニティー」など7種類が、IPv6普及・高度化推進協議会より提供される。
イー・アクセスによると「今後は、IPv6普及に積極的に展開していき、現在のイー・アクセスの回線を利用中の他ISPなどで提供も展開していきたい」としている。
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(2001/12/10)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]