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■URL
http://www.japannetbank.co.jp/
株式会社ジャパンネット銀行(以下JNB)は、普通預金に関する「口座維持手数料」の改定を発表した。
JNBは2000年10月に開業したインターネット専業銀行で、「Yahoo!オークション」のオフィシャルバンクや数々の決済サービスとの提携などでユーザーを拡大し、現在約40万の口座が開設されている。
同行は以前より“所定の条件を満たさない口座からは維持手数料を請求する”との方針を表明している。これまでは“前月の平均残高が30万円以上”などの条件を満たさない場合、2002年4月から月額1,050円の手数料が必要(2002年3月31日までは無料キャンペーン中)という料金体系だったが、これに対して口座開設希望者や既存ユーザーから「口座維持手数料を見直して欲しい」という要望が強かったという。このためJNBの「ご利用いただく方に金利・手数料のメリットを極力付けさせていただく」というコンセプトの維持と、より多くのユーザー獲得を狙い今回の改定となった。
新しい口座維持手数料は月額105円(消費税含む)で、前月預金平均残高が10万円以上、前月中の口座への振込入金が合計3万円以上、前月中の口座への振込入金が2回以上、前月中の口座からの振込利用が2回以上、ローン契約あり、のいずれか1つでも条件を満たしていれば、維持手数料は無料となる。一方で、従来は月3回まで一律無料だった提携ATM引出手数料を、口座利用状況に応じて無料回数が変更される(最大6回まで)形に改めている。
以前より口座維持手数料の高さが難点といわれていたJNBだが、今回の改訂でその敷居がぐっと低くなった格好だ。現在でもインターネット専業銀行で最大の口座数を誇る同行が、今回の改訂を期に一気にシェアの拡大となるか注目される。
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(2001/12/21)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]