【業界動向】

米Gartnerも米国経済のために国家的なブロードバンド政策が必要と提言

■URL
http://www3.gartner.com/5_about/press_releases/2002_01/pr20020124b.jsp

 調査会社の米Gartner Dataquestは24日、「米国経済を発展させるためにはブロードバンド政策を国家的に推進していくことが必要不可欠である」とのレポートを発表した。

 最近ハイテク企業のトップが集う業界団体TechNetが報告書を発表し、その中でブロードバンドを定義した上で、米国が国家的な規模でブロードバンド政策を推進していく必要があると指摘していた。Gartner Dataquestのアナリストは、このTechNetの報告書の方向性は間違っていないものの、より一歩進めた政策が必要であると主張している。

 Gartner DataquestのプリンシパルアナリストRon Cowles氏は「ブロードバンドはDSL、ケーブルモデム、無線データサービスや光サービスのことではない。それは次世代のIT革命を推進していくための新しいインターネットインフラを構築することを意味する。そのようなインフラがうまく稼働するためには、高速ネットワークへの本当の意味でのブロードバンドアクセスが要求される。したがって最近のハイテク産業の成長と経済繁栄がインターネットへの接続によって引き起こされたのであれば、次は最後に残っているボトルネックであるユビキタスブロードバンド接続によって引き起こされるだろう」とコメントした。

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(2002/1/25)

[Reported by taiga@scientist.com]


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