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■URL
http://www.kontiki.com/company/pressrelease020206.html
P2P技術を使ったメディア配信サービスの米Kontikiは6日、デスクトップに向けたメディア配信サービス「Kontiki Delivery Network」を、PalmやHandspring、SonyなどのPDAにも拡張すると発表した。
これにより、PCでダウンロードして保存した動画やソフトウェア、書類などをワンクリックでPDAに転送できるようにする。Kontikiの独自技術により、動画の再生に必要な「Windows Media Player」や「QuickTime」などの再生ソフトはコンテンツに同梱されるため、コンテンツを閲覧するためのアプリケーションを探してダウンロードする手間が省けるとしている。
同社のMike Homer会長兼CEOは「企業において、特に販売やマーケティング、トレーニングなどでデジタルメディアの利用が増えている。一方、現地販売員やマーケティング担当者にPalmやHandspring、SonyなどのPDAを支給する企業が増えている。当社は、このようなモバイル社員が画像やソフトウェア、書類などを簡単に閲覧できる手段を提供する」とアピール。例えば、企業が最新の販売用プレゼンテーション、新製品のトレーニング用動画、新しいカタログなどを現地販売員に送るといった用途を想定している。Kontikiのネットワークを活用することで、新しい情報を販売員のパソコンに自動的に送信して、販売員がそのコンテンツをワンクリックでPDAで同期して再生できる。
PalmはKontikiの企業顧客の1社で、現在、ワイヤレスPDAの新機種「i705」のマーケティングにKontiki Delivery Networkを利用している。PalmはKontikiを使い、その動画品質を実際に体験できるよう、、ユーザーの「i705」に直接「The Lord of the Rings」の予告編を配信している。さらにPalmは、Kontikiを介して、社内外の販売員に商品のデモビデオを配信したり、企業顧客がPalmを使って成功する方法を説明するケーススタディを配信している。
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(2002/2/7)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]