【業界動向】

JAIPA、「ブロードバンド普及部会」を設置
~各種機器の用語統一を推進

■URL
http://www.jaipa.org/

 社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)は、ブロードバンドの普及を推進させることを目的とした「ブロードバンド普及部会」を設置した。同部会はまず、ISPと各種ブロードバンド向け機器で使用されている用語の統一を進める。

 現在、ブロードバンド接続サービスの利用者数は急激に増加しており、今後、初めてインターネットを利用するユーザーの接続環境がブロードバンドであることも多くなるとみられる。しかし現在、ISPと各種ブロードバンド機器メーカーで使われている用語は「接続アカウント」「接続ID」「ユーザーアカウント」など、同じ意味でも違う用語が使われており、混乱する原因となっている。これらを解決するためにJAIPAのブロードバンド普及部会では「用語の統一」を進める。

 参加団体として、ISP側はJAIPAの会員企業(約220社)、機器メーカー側はメルコが中心となり、アドテック、プラネックスコミュニケーションズ、コレガ、アライドテレシス、アイ・オー・データの5社が参加している。さらに、ほかのメーカーにも参加を呼びかけているという。

 今後の予定としては、3月初旬に機器メーカーとの話し合いの場を持ち、同部会の会合を開催、4月から5月頃にも用語統一の標準化案を発表するという。

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(2002/2/20)

[Reported by adachi@impress.co.jp]


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