【通信業界】

CWC、アクセスラインにフレッツ網を用いた広域ネットワークサービスを開始

■URL
http://www.cwc.co.jp/ja/whatsnew/images/IPplatform.pdf

「広域IPプラットフォームサービス」のネットワーク図

 株式会社クロスウェイブコミュニケーションズ(CWC)は18日、企業向けの広域ネットワークサービス「広域IPプラットフォームサービス」を6月1日より開始すると発表した。アクセスラインにはフレッツサービスを用いるため従来より安価に構築でき、またインターネットとは分離された同社のイーサーネット網と地域IP網を利用するため高いセキュリティーを確保できることが特徴だ。

 「広域IPプラットフォームサービス」は、主にガソリンスタンドやコンビニエンスストアなど全国に点在する拠点を持つ企業を対象としている。NTT東西の地域IP網とユーザー企業の本社などのサーバーを今回のサービスのために構築したネットワーク「クロスウェイブ広域IPプラットフォーム」で接続。各拠点間ではアクセスラインとしてNTT東西の各種フレッツサービスを利用する。また、サーバーと拠点間の接続については、VLANや認証システムなどを用いてセキュリティーを確保している。

 利用料金は、基本料金として月額50万円~、各拠点が接続する地域IP網ごとに月額25万円~、拠点ごとに月額3,000円~。別途フレッツサービスの利用料金が必要となる。開始当初のサービスエリアは、11都道府県(北海道、宮城、東京、埼玉、千葉、神奈川、静岡、愛知、大阪、兵庫、福岡)となり、需要を見ながら今年度中には全国に展開するとしている。

 同社が提供している広域ネットワークサービスには「広域LANサービス」もあるが、「広域IPプラットフォームサービス」では低価格でネットワークを構築したい拠点に採用するといった使い分けが想定されるという。

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(2002/4/18)

[Reported by adachi@impress.co.jp]

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