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http://www.soumu.go.jp/s-news/2002/020510_3.html
総務省は10日、電気通信サービスに関する消費者窓口「電気通信消費者相談センター」にて2001年度中に受けた苦情や相談などの取りまとめを公表した。全体の件数は、2000年度(4,741件)と比べて1.6倍の7,383件となっており、その中でも「インターネット・パソコン通信」関連は2000年度(910件)と比べて3.8倍の3,437件(全体の46.6%を占める)と大幅に増加している。
「インターネット・パソコン関連」(ほとんどがインターネット関連)で目立つのはDSLサービスに関する相談で、2001年度においては2,990件となっている。月別の件数としては、4月から9月は500件弱、10月は1,200件、11月以降は700件程度となっている。10月については約1,000件がDSLに関する苦情や相談だったとしている。内容は、「申し込みをしたのになかなか開通しない」「サポートに連絡がつかない」「解約手続きの遅延」などを挙げている。総務省ではこれらの状況を解消するため、関連するビー・ビー・テクノロジーズやNTT東西に対して指導を行なうなどの改善策を講じてきたとしている。
ほかに目立った苦情・相談としては、「知らないうちに国際電話回線にダイヤルアップされるトラブル」(883件)、「マイライン関係」(336件)、「迷惑メール関係」(198件)、「いわゆるワン切り関係」(190件)なども挙げられている。総務省では、今回の取りまとめを参考に利用者への情報提供や電気通信事業者などへの指導を進めるとしている。
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サービス別・年度別の相談・苦情件数 |
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[Reported by adachi@impress.co.jp]