■URL
http://www.microsoft.com/presspass/press/2002/May02/05-20E3XboxLivePR.asp
http://www.xbox.com/
米Microsoftは20日、ロサンゼルスで開催されているゲーム関連の展示発表会「Electronic Entertainment Expo(E3)」において、家庭用ゲーム機「Xbox」向けのオンラインゲームサービス「Xbox Live」を提供する計画を明らかにした。北米や日本、欧州において消費者を対象としたベータ試験を今夏にも開始、今秋には本サービスを提供開始する予定だ。
同サービスではオンラインゲームのほか、ユーザーが簡単に相手を見つけたり、マイク付きヘッドホン「Xbox Communicator」を使ったチャットサービスなども提供する。ハードディスクに現在の統計情報やキャラクターなどをダウンロードすることができる。
Xbox Liveでは年内に、「Unreal Championship」「MechAssault」「Whacked!」「NFL Fever 2003」「Midtown Madness 3」の5タイトルを用意する。現在、ゲーム会社60社がXbox Live向けのオンラインゲームを開発しており、来年中には少なくとも50タイトル以上をリリースする予定。
Microsoftはオンラインゲームサービス用に、ワシントン州のシアトルとタクウィラ、東京および英ロンドンにデータセンターを構築中。米国ではスターターキットを49.95ドルで発売する。このキットには1本のゲームや1年間の契約料、Xbox Communicatorなどが付属する。
家庭用ゲーム機で競合するソニー米国法人は3月、「PlayStation 2」向けのオンラインサービスを北米で8月から提供開始する計画を明らかにしている。また、任天堂の米国法人は今月13日、「ゲームキューブ」向けのオンラインゲームサービスを今秋北米で提供開始する計画を発表。Microsoftの発表はこれらに追随するもので、これにより、オンラインゲームサービスでも3社が争うことになる。
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(2002/5/21)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]