【業界動向】

米HPとMITが無線ネットワークの未来を共同研究

■URL
http://www.hp.com/hpinfo/newsroom/press/23may02a.htm

 米Hewlett-Packard(HP)は23日、HP Labsとマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者が未来の無線ネットワークやその上で動作するモバイルアプリケーションを共同で研究することを発表した。

 これは、2000年6月に両社の提携により設立されたジョイントベンチャー「invent@MIT」の共同研究の一環として行なわれるもの。invent@MITは、5年にわたってHPが毎年500万ドルを拠出し、通信、コンピューティングプラットフォーム、eコマースの三分野において基礎的な研究を行なうというものだ。今回の共同研究にあたっては研究センター「Center for Wireless Networking」を設置した。

 この研究センターでは、HPとMITの研究者たちが集まり、携帯機器の電池の寿命を劇的に向上させる方法、モバイルネットワークの通信速度や信頼性を著しく向上する方法などを研究していく。

 これについてMITの電子工学計算機科学助教授のGregory Wornell氏は「このイニシアティブはデジタル通信、デジタルネットワークから信号、メディア処理、回路、システム、デバイスに至るまでのさまざまな専門性を持った素晴らしい才能の集まりをまとめるものだ」とコメントした。

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(2002/5/24)

[Reported by taiga@scientist.com]

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