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ボーランド、Java開発環境「JBuilder 7」の日本語版を発売

■URL
http://www.borland.co.jp/news/new_java_solution.html
http://www.borland.co.jp/jbuilder/

 ボーランド株式会社は3日、Java開発環境の最新版「Borland JBuilder7」の日本語版を6月24日より販売すると発表した。

 JBuilder 7では、アドインコンポーネント「Web Service kit for Java」によるWebアプリケーションの開発が可能となったほか、「WebLogic」や「iPlanet」などのアプリケーションサーバーとの連携機能が追加された。また、J2EE1.3とJDK1.4の開発環境に対応するなど、Webサービスの開発環境として強化されている。さらに、Javaをベースとしたオープンソースのビルドシステム「Apache Ant」との連携も可能となった。開発プラットフォームとしては、Windows、Linux、Solarisのほか、MacOS Xを新たにサポートする。

 JBuilder 7は、Java言語の修得を目的とした「JBuilder 7 Personal」(7月中旬より無償提供)、中規模システムの開発を目的とした「JBuilder 7 SE」(価格48,000円)、J2EE開発支援機能を搭載した「JBuilder 7 Enterprise」(価格360,000円)が用意されている。

 また、JBuilder 7と連携するプログラムの品質保証管理ツール「Optimizeit Suite 2.4」も同時に発表された。Optimizeit Suiteは、パフォーマンスチューニングツール「Optimizeit Profiler」、ソースコードの問題解決ツール「Thread Debugger」、テスト支援ツール「Code Coverage」で構成される。6月24日より価格240,000円で販売。さらに、JBuilder 7とOptimizeit Suiteをセットにした「Borland Enterprise Studio 4 for Java」(価格600,000円)も販売される。

 3日に開催されたJBuilderの発表会では、ボーランド株式会社代表取締役社長の安藤由男氏が「ボーランドのJava戦略 日本における展開」としてプレゼンテーションを行なった。ボーランドは、トレーニングやコンサルティングなど、Java開発者に対するサポートを行なうという。さらに、JBuilderの導入事例として、株式会社シーイーシーと共同で進めた金融系・情報系システムの構築を紹介した。ここでは、複数の金融機関のシステムに接続し、融資債権情報の閲覧を可能にした。

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(2002/6/3)

[Reported by adachi@impress.co.jp]

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