■URL
http://www.realnetworks.com/company/press/releases/2002/keylabs.html
http://www.keylabs.com/results/realnetworks/videocomparison.shtml
米RealNetworksは17日、ビデオ配信技術として、消費者は16対1の割合で「Windows Media」よりも「RealVideo」を好むとの調査結果を発表した。同調査は米KeyLabsが行なったもの。Microsoftによる次世代版Windows Media Technology 「Corona」正式版のリリースを年内に控えているが、強力なライバルが正式に登場する前にReal Networksが現時点での優位性を調査結果を使ってアピールした形だ。
KeyLabsは70人以上の消費者を対象に、ニュースや音楽ビデオ、映画の予告などのビデオについて比較調査を実施。RealNetworksとMicrosoftが一般公開しているコーデックの最新版について、さまざまな帯域で比較を行なった。さらに、画質が20%向上するという次期版のWindows Mediaコーデックと比較するために、ビットレートを50%以上高めたWindows Mediaファイルとの比較を行なったという。調査結果によると、RealVideoの方が動きがより滑らかかつ画質も鮮明で、全体的に強力な視聴体験を提供するという。さらに、ビットレートを50%以上高めたWindows Mediaファイルと比べても、RealVideoの方が3対1で好まれたという。
なお、仏Thomson multimediaでストリーミングコンテンツの索引を維持管理しているSingingfish部門によると、2002年第1四半期末時点では、RealVideoフォーマットを採用しているサイトは54,000サイトで、AppleのQuickTimeフォーマット採用の16,500サイト、Windows Mediaフォーマット採用の14,000サイトを上回っているとのこと。
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(2002/6/17)
[Reported by 江藤浩幸 / okiyama@impress.co.jp]