■URL
http://www.ntt-at.co.jp/eventseminar/event_domestic/2002/techno2002/techno2002.html
http://203.138.80.65/technology/communication/communication2206.htm
参考写真:4月下旬に行なわれたNTTコミュニケーションズの「ホットスポット」サービスの発表会場で展示されていた、このLSIデバイス技術による無線LAN用チップセット。2チップ構成だが、対応する周波数に応じたRF部チップが別途必要になる |
NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は、IEEE 802.11aに準拠した5GHz帯無線LAN用のLSIデバイス技術を機器ベンダー向けにライセンス提供する。
18日と19日の2日間にわたって東京都内で開催したプライベートイベント「NTT-ATテクノフェア2002」でも概要が紹介された。同技術はNTTアクセスサービスシステム研究所が開発したもので、NTTコミュニケーションズが取り組んでいる「ホットスポット」サービス用の無線システムにも利用されているという。同技術の提供を受けることで無線機器ベンダーは、5GHz帯無線LANカードの設計や開発に費やす期間が短縮できるとしている。
さらに同技術は、IEEE 802.11aに準拠したシステムの開発に活用できるだけでなく、ベンダー側でこれをベースに最大速度をチューンナップしたり、OFDM方式による他の仕様の無線システムへも応用できるという。
5GHz帯無線LANシステムは国内でもすでに昨年から登場しているが、これらは使用が屋内に規制されている5.2GHz帯の製品だけである。日本独自の周波数帯として近く屋外使用が開放される4.9~5.0GHz帯と5.030~5.091GHz帯については今後市場が生まれるということで、5GHz帯無線LANシステムでは「今から参入しても後発ベンダーとして出遅れることにはならない」として同技術を強くアピールしていた。
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(2002/6/19)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]