【調査】

日本のネット人口は4,619万人~「インターネット白書2002」刊行
「数字は信頼できるもの」(IAjapan 高橋徹氏)

■URL
http://www.impress.co.jp/info/release/pages/20020702.htm

左からIAjapan高橋氏、インプレス塚本慶一郎社長
「インターネット白書2002」
 株式会社インプレスは、日本のインターネット利用動向をまとめた「インターネット白書2002」の刊行を発表した。財団法人インターネット協会(以下IAjapan)の監修で1996年以来毎年刊行を重ね、今年で7回目となる。動向調査に関しては、調査会社であるアクセスメディアインターナショナル株式会社(以下アクセスメディア)と協力して実施している。

 主な内容を取り上げると、まず「インターネット白書」の顔ともいえる“日本のインターネット人口”は、2002年2月時点で4,619万6,000人となった。2001年2月の3,263万6,000人から1年間で、新たに1,356万人がインターネットを始めた形で、さらに2002年末には、5,430万人に達すると予測している。なおインターネット人口の伸びでは、2001年調査では前年比168.43%だが、2002年調査では前年比141.55%と、やや伸びが鈍化した面がある。これは2001年前半に伸び率が低く、後半はブロードバンドへの関心から再び需要が伸びたことが影響しているという。またインターネットの世帯浸透率(利用場所や接続形態を問わず、1世帯に1人以上インターネット利用者がいる割合)では、2001年の46.5%から2002年は62.4%に増加し、過半数を上回る形となった。

 また通信速度に関しては、インターネット利用世帯の18.5%が、すでにブロードバンド接続という結果となった。ADSL・xDSL接続が2001年調査の0.8%から20.1%に、またCATVは8.0%から10.1%にそれぞれ上昇しているほか、2001年には見られなかったFTTH(光ファイバー接続)も、0.6%ではあるが登場している。

 IAjapan副理事長の高橋徹氏は、「日本のインターネット発展のフェーズが、ネット人口を増やすことから質を高める努力が必要になる時代に変わりつつある」と発言、インターネットをやみくもに普及させることよりも、使い方が問われる時代になりつつあると説明した。また総務省の「情報通信白書」のインターネット利用者数(2001年12月末で5,593万人)との数値の違いに関しては、「調査時期が違うことと、総務省は6歳以上の国民が対象だが、『インターネット白書』では16歳以上を対象としている」(アクセスメディア・矢野さよみ氏)点を指摘する一方、「総務省以外の調査と『インターネット白書』の調査は、数値がかなり近くなっている。またインターネット調査で信頼性が高いといわれるアイルランドのNUAの調査結果とも近い値で、『インターネット白書』の調査は信頼度が高いものと考えられる」(高橋氏)と主張した。

 「インターネット白書 2002」は7月5日に刊行され、定価は4,800円(税抜き)。また7月20日から、バックナンバー「インターネット白書'99」「インターネット白書2000」「インターネット白書2001」の電子書籍版を、「Kacis Book.net」(カシスブック・ドットネット)からダウンロード販売で提供する予定もあり、こちらは1冊3,000円(予価)。なお本誌では、追って「インターネット白書 2002」の注目テーマを紹介する予定だ。

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(2002/7/2)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]

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