導入表明したカード会社のスタッフと、ビザ・インターナショナル・アジア太平洋地域e-Visa担当バイスプレジデントのマーク・バービッジ氏(左から4人目)
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「VISA認証サービス」は、世界規模で相互運用可能なインターネット決済用のセキュリティ・プロトコル「3-Dセキュア」に基づいた認証サービスで、現在主流のSSLベースのオンライン決済システムに、プラグインを加える形で提供できる。カード会社が保証する本人確認システムである点が特徴で、より安全性の高いオンライン決済が可能としている。またICチップカードやバイオメトリクスを用いた認証、さらに携帯電話などモバイル機器での認証にも対応できるという。ユーザーはカード会社を通じて登録をすることで同サービスの利用が可能になる。決済時にはパスワード入力に加え、登録時に入力した“パーソナルメッセージ”が表示されることで、セキュリティ保護された決済が行なわれていることを確認できる仕組みだ。
ビザ・インターナショナルでは「VISA認証サービス」を2001年12月に米国から展開、2002年3月にはアジア・太平洋地域でのサービス開始を表明している。日本では三井住友カード、日本信販、ダイエーオーエムシー、クレディセゾン、ディーシーカード、UFJカード、ユーシーカードの7社が今年度内の対応を表明。2003年3月までに100万人カード会員の登録と、1,000加盟店の参加を目標としている。この7社で国内VISAカードの年間取扱高の80%以上を占め、日本市場での急速な浸透を図る方向だ。またアジア太平洋地域では、2002年内に40のカード会社が導入予定としている。
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(2002/7/22)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]