■URL
http://www.sendmail.com/jp/
http://www.ant.co.jp/Products/SAMS_Index.htm
GUIでの管理画面例1 |
米Sendmailは、Webブラウザーなどから管理が可能なWindows対応のメールサーバー「Sendmail Advanced Message Server1.3J(日本語版)」(以下、SAMS1.3)の発売を開始した。価格は、50メールボックス、3インシデントサポート込みの場合で17万7,500円から。
SAMS1.3は、オープンソース・ソフトウェア「sendmail 8.11.6」を元に機能拡張して利便性を向上したソフト。新たに、IMAP4やSMTP認証機能などに対応したほか、SSLに対応したWebブラウザーからGUI画面上で設定・管理することが可能だ。
主な特徴としては、「暗号化対応によるセキュリティー面の向上」、「GUIによる管理」、「ブラウザーやiモードからの送受信可能」などが挙げられる。セキュリティー面の向上では、SMTP認証機能やTransport Layer Security(TLS)を採用し、メールサーバー間やサーバークライアント間の経路暗号化が可能となった。また、スパム対策として特定のドメイン、ホスト、ユーザー、IPアドレス、Subjectなどでのフィルタリング操作やリレーオプション指定が可能となっており、機能が強化されている。GUIによる管理では、設定・管理作業のほとんどをブラウザー上から行なうことが可能となり、視覚的に認知することが可能となった。また、これにより、リモートのWebブラウザーからも、モニタリングやログの閲覧が可能となり、利便性が増している。また、「i-mode」やWebメールにも対応したことによって、Webブラウザーやiモードからの送受信も可能になった。
Sendmailでは、「SAMS1.3は、現在Windows用に提供されているメールサーバー『Sendmail for NT 3』の後継機という位置付けになっており、さまざまな機能を追加したものだ。ベースとなるsendmailも8.9.3から8.11.6に変更されており、さらにセキュリティー面での充実が図られている。また今回は、『i-mode』のみでの対応となったが、今後は他の端末での対応も検討している」としている。
「Sendmail Advanced Message Server1.3J」の構築イメージ
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GUIでの管理画面例2
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(2002/7/23)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]