財団法人デジタルコンテンツ協会(DCAJ)は31日、日本におけるデジタルコンテンツ市場の分析をまとめた「デジタルコンテンツ白書2002」を発刊した。定価4,500円。
白書によると、2002年のデジタルコンテンツ市場は1兆8,872億円(前年比112.1%)、関連市場のプロダクツ市場(DVDプレーヤーやゲーム機などハードウェア)は6兆3,190億円、同じく関連市場のサービス市場(インターネット広告、回線など)は3兆9,739億円と予測。コンテンツ市場は、携帯電話向けコンテンツが今後も市場を牽引し、有料のネットワークコンテンツ(特にオンラインゲームや映像配信)も金額は小さいものの成長が見込まれるという。
今回の白書の特集では、「デジタルコンテンツのビジネスモデル」と題し、なぜデジタルコンテンツ市場が苦戦しているのかを分析している。この章では、考えられる課金体系を網羅しつつ、それぞれの問題点を列挙しているほか、市場の成立を困難にしている要因の一つとして、本来ビジネスをベースとしていない自由な空間としてのインターネットのメディア特性を指摘している。
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(2002/7/31)
[Reported by okada-d@impress.co.jp]