【新製品】

日本アバイア、VXML 2.0対応の音声認識プラットフォームを発表

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http://www.avaya.co.jp/press/2002/02_08_05.html

 日本アバイア株式会社は、音声アプリケーション・プラットフォームの最新バージョン「Avaya Interactive Voice Response 9.0」を8月20日から日本市場向けに販売すると発表した。

 日本アバイアは米Avaya社の日本法人。米Avayaは企業向けのコミュニケーションシステムやネットワーク製品などを主体とした企業で、音声・データ統合システムとCRM、コールセンターなどを連携したソリューションを提供している。2002年FIFAワールドカップでは公式スポンサーを務めたことでも知られている。同社の「Interactive Voice Response」(以下IVR)は、企業向け音声応答システムの基盤的なコンポーネントで、ユーザーへのコミュニケーションを自動化することで、企業の利便性向上とコスト削減を図るものだ。ユーザーが電話やWeb、電子メール、ファクスなどで企業にアクセスすると、それぞれの情報を自動的に判断、応答することが可能となり、現在世界50ヶ国で1万5,000システム以上の導入実績を持つという。

 今回発表した新バージョンの発表した「Avaya Interactive Voice Response 9.0」(以下「IVR9.0」)は、サーバー用ソフトウェアの組み込みコンポーネントで、XMLをベースとした音声対応のWebページ記述言語「VoiceXML 2.0」に準拠し、自然言語音声認識機能を備えている。このため、導入企業のユーザーは電話からの音声やタッチトーンによって、企業がWebサイトに持つ情報へのアクセスが可能になるという。またJavaやSiebel7など、多くのコミュニケーションプラットフォームやアプリケーションに対応し、多数のサイトにまたがった音声アクセスが可能としている。

 「Avaya IVR 9.0」の価格は3,000米ドルからで、日本では伊藤忠テクノサイエンスをはじめとしたパートナー企業を通じての展開を予定している。

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(2002/8/5)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]

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