■URL
http://www.j-cast.co.jp/j-cast/news/news020821.html
ダブルクリック株式会社と株式会社ジェイ・キャストは、インターネット広告における地域別配信の共同展開を発表した。サイトにアクセスするユーザーの接続している地域を自動的に判断、その地域に合った広告を配信するもので、「エリアターゲティング」という商品名だ。
ジェイ・キャストは、Webブラウザーのヘッダー情報からユーザーが接続しているISPとアクセスポイント・接続地域を特定し、その地域に合った情報配信を行なう“インターネットの地域別配信に関する特許”を所有している。この特許とダブルクリックの広告配信技術「DART」を組み合わせ、地域別に対応したインターネット広告配信が可能となった。IPアドレスと地域情報をマッチングするデータはサイバーエリアリサーチ株式会社によるもので、日本国内のISPによる接続ユーザーの約75%を網羅しているという。
ダブルクリックではこれによって、県別・地域など、ユーザーがアクセスしている(=居住している)地域に密着した広告展開や、大都市圏限定、九州地区限定といったキャンペーンの実施が可能になったとしている。特に求人、不動産、旅行、自動車販売などでの活用が有望として、地域別インターネット広告配信が、新聞の地域広告比率(10~40%、全国紙・地方紙で異なる)に近い数字まで今後拡大すると見込んでいる。またすでにこのシステムを利用して、ライコスジャパン、およびエキサイトで、バナー広告の地域別配信を開始している。
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(2002/8/21)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]