■URL
http://www.trendmicro.co.jp/company/news/2002/news020821.asp
http://www.trendmicro.co.jp/product/tmcm/index.asp
http://www.trendmicro.co.jp/product/imss/index.asp
「InterScan Messaging Security Suite」のパッケージ外観 |
トレンドマイクロ株式会社は21日、同社が6月に発表した企業向けウィルス対策の新構想「Trend Micro Enterprise Protection Strategy(以下、TM EPS)」に対応した新製品「Trend Micro Control Manager(以下、TMCM)」と「InterScan Messaging Security Suite(以下、IMSS)」の2製品を発表した。TMCMは、TM EPS対応製品ユーザーに対し無償で提供される(TM EPS対応製品に同梱)。IMSSの価格は、25アカウントの場合でライセンス単価5,930円となっている。
トレンドマイクロの新構想「TM EPS」は、企業向けのウィルス対策に対して、今までパターンファイルによる事後対応だったものを、事前に予防することや、万が一発生した場合でも的確な対応を実現するもの。
TMCMは、TM EPSに対応したマネージメントソフトで、他のウィルス対策を管理する中核的なソフトとなっている。具体的には、新種のウィルスが発生した場合でも、それに対応したパターンファイルが配信される前に、ウィルスの進入を防ぐ「アウトブレークコマンダーポリシー」の配信や、パターンファイルの一括配信などの機能を備えている。
IMSSは、ゲートウェイレイヤーにてウィルス対策とコンテンツフィルタリングを行なうセキュリティーゲートウェイソフトだ。感染被害が多いと予測されるマスメーリング型ウィルスを自動的に削除・隔離するほか、DoS攻撃対策や不正中継防止機能を搭載している。また、TMCMと組み合わせて利用することにより、パターンファイルが配信される前の段階においての予防を行なうことも可能になるという。なお、両製品ともWindows NT4.0 Server、2000 Serverに対応し、WebサーバーとしてIIS 4.0以上が必要。TMCMでは、データベースとしてMicrosoft SQL Server 7.0(SP3以上)、SQL Server 2000(SP2以上)、Data Engineが別途必要となっている。
トレンドマイクロは「今回の2製品は、TM EPSに対応した一番最初の製品となった。今後は、『ウイルスバスター コーポレートエディション』や『InterScan WebProtect』も随時対応していく予定だ。特に、TMCMはTM EPSの中核的な製品となるので、今回のIMSSを含め、今後提供されていくTM EPS対応製品へ同梱される予定だ。企業は、TM EPS対応製品を導入することにより、今までの事後対応から一歩進んだ予防対策が可能となる」と語った。
◎関連記事
■トレンドマイクロ、企業向けウィルス対策新戦略「TM EPS」を発表
(2002/8/21)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]