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http://www.akamai.com/en/html/about/press/press368.html
米AkamaiとCable & Wirelessとの間で争われていた特許侵害訴訟において、Akamaiが勝訴したことが明らかになった。これは22日にボストン連邦地裁で言い渡された判決に基づくもので、Cable & Wirelessが米国特許番号「6,108,703」の請求項1,3,5,9を使った製品を開発、販売、米国内に輸入することを禁ずるというものだ。
裁判所の命令により、Cable & Wirelessが現在「Exodus」の名前で運営しているDigital Islandのコンテンツ配信サービス「Footprint 2.0」サービスは閉鎖されることになる。
Akamaiを弁護した特許代理人David Judson氏は「この侵害範囲は非常に広く、Cable & Wirelessが裁判後にこれらの請求項を回避した設計を行おうとした努力が成功したとは思えない。もしCable & Wirelessがこの特許を侵害しているコンテントデリバリーサービスを運営し続けるなら、我々は法廷侮辱罪で訴えるつもりだ」と強く警告した。
またAkamaiの会長兼CEOであるGeorge Conrades氏は「我々はCable & Wirelessの長期間にわたるこの特許侵害に対して損害賠償を請求することに力を注いでいくことになる」とコメントした。
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(2002/8/26)
[Reported by 青木 大我 (taiga@scientist.com)]