【コンテンツ配信】

AII、音楽・映像コンテンツ保護をするDRMプラットフォームを稼動

■URL
http://www.aii.co.jp/home/press/20020830.html

 エー・アイ・アイ株式会社(AII)は30日、大規模商用サービス向けに音楽・映像コンテンツの著作権を保護する著作権管理プラットフォームを本格稼動させると発表した。9月1日から開始される「Chance!@トレソーラ」が適用第1弾となる。

 AIIが提供するDRMサービスでは、コンテンツをカプセル化し、ユーザーがコンテンツを購入・視聴する時に、そのコンテンツと対になる鍵をダウンロードさせる。この鍵によって、正規にコンテンツを購入したユーザーを特定する。視聴権利の許諾条件は柔軟に設定可能で、絶対期間(開始日から終了日まで指定)、相対期間(鍵のダウンロード時からの時限指定)、回数制限(ダウンロードした鍵で視聴できる回数の指定)、およびコンテンツのパッケージ化(1つの鍵で複数の番組が視聴できる)などが用意されている。

 AIIによると、このDRMプラットフォームを「Chance!@トレソーラ」コンテンツのAIIサーバーからの配信分に適用(ただしサンプルコンテンツを除く)しているという。ただし、AII以外の配信プロバイダーのコンテンツに関しては明らかにされていない。また、レコード会社、アニメプロダクション、映画会社、放送局などから、同プラットフォーム利用の引き合いが来ているといい、「タイトルは明かせないが、今後、AIIから配信されるコンテンツに適用される方向」とのことだ。

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(2002/8/30)

[Reported by okada-d@impress.co.jp]

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