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石坂課長補佐ご自身も集合住宅において、CATVインターネットや光ファイバーへの加入で苦労した経験があるという(左)。創樹社発行の「インターネットマンションガイドブック」(右) |
12日、財団法人ベターリビング主催による「インターネットマンションセミナー」が東京都内で開催された。国土交通省が先ごろ策定した資料をもとに、集合住宅でブロードバンド環境を整備するにあたって必要な知識が解説された。会場にはデベロッパーや管理会社などのマンション関係事業者はもちろん、集合住宅へのサービス拡大に強い関心を持つ通信事業者も多くつめかけた。
今回のセミナーで紹介されたのは、国交省が7月にとりまとめた「インターネットアクセスの円滑化に向けた共同住宅情報化標準」「既存共同住宅のインターネット接続環境の整備に係る合意形成マニュアル」「既存共同住宅のインターネット接続環境の整備に係る技術指針」。このうち、管理組合におけるブロードバンド導入までの手順や検討項目を具体的に示した「合意形成マニュアル」については、「(棟内設備などがネックで)ブロードバンド難民になってしまった方に役立てていただきたい」として、国交省住宅局住宅生産課の石坂聡課長補佐が詳しく説明を行なった。
なお、参加者にはテキストとして「インターネットマンションガイドブック」が配布された。これは、創樹社から刊行される書籍で、定価は3,500円(税込)。上記3点の資料とその解説のほか、ブロードバンド技術の基礎知識がまとめられている。ベターリビングでは、住宅情報化推進協議会や財団法人マンション管理センターとともに同書の編集に協力しており、今後もこういった活動を通じてマンションのブロードバンド環境整備に向けたノウハウの認知・普及に務める考えだ。
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(2002/9/11)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]