【業界動向】

NTTデータ、VISA認証サービスのASP展開を開始

■URL
http://www.nttdata.co.jp/release/2002/093000.html
http://www.visa.co.jp/

 株式会社NTTデータは、ビザ・インターナショナルが展開する本人認証技術「Verified by VISA」(VISA認証サービス、以下「VbV」)に対応したASP「CAFIS ACS-ASPサービス」を開始した。

 これはNTTデータが運営するカード決済ネットワーク「CAFIS」(キャフィス)を利用するクレジットカード会社向けに、「VbV」の機能をASPで提供するもの。「VbV」はインターネット上でのカード決済を安全に行なうための本人認証技術で、オンライン専用のパスワードを決済時に入力することで、実店舗でのクレジットカード決済における“サイン”記入と同等の処理をインターネットで可能とし、成りすましなどを防止した、より安全なオンライン取引を行なえるサービスとなる。ビザでは2001年12月より「VbV」を開始し、日本ではクレジットカード会社7社が2002年度中のVbV導入を表明している。

 今回開始する「CAFIS ACS-ASPサービス」を用いることで、カード会社は、安価かつ短期間でVbVへの対応が可能となる。「VbV」を独自にシステム構築する場合、認証サーバーやデータベース構築などで数ヶ月の期間と数億円の導入が必要だが、このサービスを利用した場合、月額89万2,500円~(10万ユーザーの場合)からの費用で、短期間での導入が可能としている。すでに最初のユーザーとして日本信販での利用が決定しており、NTTデータでは2003年度末までにクレジットカードカード会社5社程度の利用を目標とするほか、今後マスターカードによるインターネット決済技術「SPA」(Secure Payment Application)など、ビザ以外への対応も予定している。

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(2002/9/30)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]

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