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ロータスが次期ノーツドミノサーバーの概要を発表

■URL
http://www.lotus.co.jp/(ロータスのホームページ)
http://domino.lotus.co.jp/(ノーツドミノ製品情報)

 ロータス株式会社は、'97年第3四半期中にリリース予定のノーツドミノサーバーの新バージョン「R4.6」シリーズの概要を発表した。製品の出荷時期と価格は今のところ未定。なお、クライアント製品については、本誌'97年6月27日号を参照されたい。

 現行のドミノサーバーR4.5は1製品しかないが、R4.6からは2製品構成となる。WWWやメールなどのメッセージングサーバー機能とDominoアプリケーションサーバー機能を持つフルサーバー製品「ノーツドミノサーバー」と、メッセージングサーバー機能のみに絞った製品「ノーツドミノメールサーバー」の2製品。1台のPCで複数プロセッサーをサポートする「マルチプロセッササービス」や、クラスタリング・パーティショニング・WWW課金などを実現する「アドバンスドサービス」は別パッケージでの供給となる。今冬リリースの次々世代製品(コードネーム「冬ドミノ」)では、WWWサーバー機能のみに特化した「Go Webサーバー」を加え、サーバーシリーズは3製品構成になる予定だ。

 ドミノサーバーR4.6で機能強化された最大の点は、インターネット標準プロトコルの多くに対応したこと。メールプロトコル「POP3」「SMTP/MIME」「IMAP4」、ディレクトリサービスプロトコル「LDAP」、ネットニュースプロトコル「NNTP」、WWWプロトコル「HTTP1.1」、暗号化/認証プロトコル「SSL3.0」「X.509」などをサポートした。また、Notesオブジェクトに直接アクセスできるJavaクラスライブラリも提供される。

 他の機能強化点は以下の通り。

 今回、クライアント製品の中でドミノサーバー向けの設計機能を持つ「ノーツデザイナーR4.6」(現行製品のフルクライアントに相当)についても概要が発表された。ノーツデザイナーでは、利用できる文字カラーを従来の16色から256色に拡張するなど表現力を向上するとともに、WWWアプリケーションの開発機能も大幅に強化されている。また、Javaアプレットをフォームに配置・実行できるなど、Javaへの対応も行なったのが特徴だ。

 動作OSは、ノーツドミノサーバーがWindowsNT/Windows95/Solaris/HP-UX/AIX/OS/2/IntranetWare、ノーツデザイナーがWindowsNT/Windows95/Solaris/AIXとなっている。

('97/7/9)

[Reported by nagase@impress.co.jp]


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