忙しい仕事の合間に突然休みが取れて、「よし、海外に行こう!」と思っても、夏休み期間中の人気のあるツアーは、5月の連休には埋まりはじめてしまうのが一般的。
それでも行きたい! と思ったら、インターネットで即時予約できる格安航空券を使っての個人旅行がおすすめです。出発前日15時までと、ぎりぎりまで購入可能な航空券で「急な休みにも海外旅行!」を実現させてしまいましょう。
● 急に休みが取れたら、まずはインターネットで航空券をゲット
海外旅行のツアーは、一般的に3カ月前の予約が普通だと言われています。8月の休みなら5月に、年末の休みなら9月には予約をしないと、希望のツアーはなかなか取れません。しかし、忙しい毎日が続くビジネスマンにとっては、いったい休みがいつから取れるのか、そもそも休み自体が取れるのか!? という激務の中で3カ月先の予約をするというのは至難の業、という方も多いのではないでしょうか。
かくいう私も先月、出発日の1週間前になって「よし、行こう!」と思い立ってバタバタと準備をして旅行をしてきたばかり。計画性ゼロでも、なんとか滑り込みセーフでこなせてしまうのがインターネットの強みだと実感して帰ってきました。
「アフリカのサファリツアーをしたい!」というようなディープな目的地の場合はまた事情が違うかもしれませんが、ヨーロッパ諸国や北米、東南アジアなど、一般的な観光地の場合は、とりあえず航空券さえ確保できれば、宿泊先は現地に着いてから観光案内所でもなんとかなるもの。
とはいえ、やはりホテルくらいは押さえておきたいという方が多数派でしょう。直前で航空券を確保してからでも、日本からホテル予約を行なうサービスも多数ありますし、もし予約できるホテルが少ない場合でも、たとえば現地の観光案内所のホームページがあれば、そこで即時予約できるホテルがわんさかヒットする、ということもあります。
突然思い立って海外旅行をして思ったのは、やはり「とりあえず航空券さえ確保できればなんとかなる!」ということ。急に海外旅行へ行くことになったら、なにはさておき、最初にインターネットの格安航空券で座席を確保してしまいましょう。
● リアルタイムの空席照会が魅力の「イーツアー」
インターネットには格安航空券を販売するさまざまなWebサイトがありますが、今回紹介する「イーツアー」の強みは、その安さに加えて、さまざまな処理を“リアルタイム”に行なえるところ。
まずは、トップページの「海外格安航空券検索」で自分の行きたい場所の航空券を検索してみましょう。お盆や年末など、価格が高騰しているときは、「PEX航空券検索」での検索も試してみてください。むしろこのPEX(正規割引運賃)の方が安い場合もあります。
さらに、「実は明日出発したいんだけど……」という時には、「直前・間際航空券」からチェック。PEXなど利用できる種類は限られますが、平日の営業日であれば、出発前日15時まで予約が可能です。格安航空券は3営業日前や、7営業日前の予約締め切りの場合が多いので、日数に予約があるならその分多くの対象航空券が表示されます。
トップページ左下には「リアルタイム検索」のコーナーがあり、海外航空便のスケジュール検索、海外航空便の全クラス空席照会などが利用でき、利用しようとしている便がどの程度空席があるのかリアルタイムでチェックできます。
また、イーツアーでは、対応の航空会社であれば「e-Ticket」で受け取ることも可能です。従来のように硬い紙の航空券ではなく、予約を完了するとメールでe-TicketのURLが送られてくるので、それをダウンロードしてプリントアウト、当日空港へ持参するだけと便利です。e-Ticketの場合は航空会社に航空券を預けて手ぶらで利用するようなイメージで、万が一e-Ticketの控えを無くしてしまっても、e-Ticketを持っていることをカウンターで伝えればOKで、利用者にとっても気が楽です。
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空席照会の画面。利用したい便に現在何席の空席があるか、使用する機材が何か、などがわかる
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● e-ticketでのオンラインチェックインは必須!
そして、e-Ticketを入手したら、ぜひ利用してほしいのが「オンラインチェックイン」のサービスです。すでにご利用になられている方も多いかもしれませんが、このオンラインチェックインサービスは、事前にインターネットや空港の自動チェックイン機で自分でチェックインを済ますことができるサービス。
航空会社によってオンラインチェックインの開始が可能な時間は違い、日本航空や全日空のように搭乗日3日前の現地時間0時からのところもあれば、ノースウェスト航空の24時間前の航空会社もありますが、どれにしても当日2時間前にチェックインするのとは大きな違いがあり、希望する座席を使える確率が格段に上がるというわけです。
現在、このオンラインチェックインのサービスを行っている航空会社は、日本航空 WEB チェックイン、全日空スマートeチェックイン、ノースウェスト・オンラインチェックイン、などをはじめ、コンチネンタル航空、ルフトハンザ航空、オーストリー航空、KLM、エアーフランス、シンガポール航空、キャセイパシフィック航空、エミレート航空など。
乗っている時間の長いヨーロッパ便などでは、「最後尾の窓際、かつトイレにも行きやすい2人がけシート」と、「中央列の真ん中」では満足度に雲泥の差が出るわけで、同じ値段で乗るなら自分の好きな席に座れるほうがいいに決まっています。オンラインチェックインなら、チェックインの開始時間をチェックして、時間ぴったりにアクセスし、自分の“ベストポジション”のゲットできてしまうわけです。
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フランクフルト空港。ドイツの空港では、ルフトハンザ航空のオレンジのチェックイン機がずらりと並んでいる
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このオンラインチェックイン、空港でも大変有利。たいていはオンライン・チェックイン専用カウンターがあり、エコノミーの長蛇の列に並ばなくてもすんなりチェックインできることが多いほか、すでに座席を指定済みですから、海外の空港でカウンターごしに自分の座りたい席、窓際か、通路側かなど細かく説明する必要もないわけで、英語が苦手な人にとってはストレスも減るというもの。チケットの発券だけなので処理もあっという間に終わります。
帰りのオンラインチェックインも、やはり3日前、24時間前など航空会社指定の時間から利用できますが、ノートパソコンを海外に持って行かない場合でも、インターネットにつながりさえすれば処理できるので、必要な会員登録などを済ませておけば、それこそインターネットカフェなどでも処理できます。
ちなみに、このオンラインチェックインのサービスは、紙の搭乗券を空港で引き渡された際など、e-Ticket受け取りでなかった場合でも利用できる航空会社もあるので、可能であれば帰りの便だけでも利用してみてください。
短い準備期間で海外旅行に行くためには、インターネットの活用は必須。さまざまなサービスを利用して、お得な値段で満足行く旅行を作り上げてください。
■URL
イーツアー
http://www.etour.co.jp/
2006/07/14 11:33
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西村敦子(にしむら あつこ) 1973年東京都生まれ。IT系出版社を経てフリーライター兼編集者に。「お得」「半額」「限定」に弱く、お得サイトを見つけては知り合いにメッセンジャーで送りつけている。ブックマークからリアルの机の上まで、整理が苦手なのが悩み。 |
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