● チーム・マイナス6%のホームページで“宣言”
テレビや新聞などでよく見かける「チーム・マイナス6%」の温暖化防止キャンペーン。CO2削減は企業などでの取り組みは進んでいると報道されていますが、個人となると、意識しなくてはいけないと思いつつも、なかなか実感がわかないのが現実です。
京都議定書で約束された6%の削減目標を達成するためには、家庭で年間3,700万トン、オフィスなどで年間約7,300万トンが削減目標。これを実現するために、現在1人あたりが排出するCO2量の1日平均約6kgを、1kg分削減しようというキャンペーンがこの「1人、1日、1kg CO2削減」です。
チーム・マイナス6%のホームページ(http://www.team-6.jp/)では、具体的に何をすればどのくらいのCO2量が減るのかチェックできる、さまざまな情報が提供されていますが、なかでも注目なのが「私のチャレンジ宣言カード」。自分が何を行なってCO2を削減するか、“宣言”したカードがホームページ上で作成できます。
このカードを作るだけなら「お得」とは関係ないのですが、実はこれを協賛企業の店舗で提示するとさまざまなサービスが受けられます。
● 実はかなり得する「私のチャレンジ宣言カード」
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日本マクドナルドでは、ビックマックが290円→150円、モスバーガーでは「サウザン野菜バーガー」が300円→250円に
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残念ながらまだ“知る人ぞ知る”状態ですが、実はこの「私のチャレンジ宣言カード」、実はかなりお得です。ホームページの「1人、1日、1kg CO2削減 応援キャンペーン( http://www.team-6.jp/try-1kg/ouen/ )」には、このキャンペーンに協賛している企業名の一覧がずらり。ここに協賛している企業が、企業内での努力はもちろん、「私のチャレンジ宣言カード」を持つ顧客に、プレゼントや割引など、さまざまなサービスを提供しています。
各企業名をクリックしていくと詳細がチェックでき、その企業が行なっているお得なサービスを確認できます。実施期間が限られているものやこれから発表されるもの、限定数のものなども多いので、利用する前に各企業のホームページで詳細をチェックしておくのがおすすめです。
具体的な内容では、会員向けのポイント優待や、「エコバック」「マイ箸」など粗品のプレゼントが多いのですが、中には省エネ電球の10%割引(上新電機、ビックカメラ)や、宿泊施設の500円の割引(西鉄イン)なども。飲食店の割引も多く、「私のチャレンジ宣言カード」を提示すると「ビックマック(290円)」を150円に割り引き(日本マクドナルド)、ビールなどのワンドリンクサービス(和民、坐和民、わたみん家、和み亭などのワタミグループ)もあります。
このほかにも、シャープや東芝、松下電器などのメーカーでは「私のチャレンジ宣言カード」を持つユーザーに抽選でプレゼントを実施したり、東京モーターショーでオフィシャルグッズが5%割引になるなど内容は各社さまざまです。
「私のチャレンジ宣言カード」で受けられる特典の例 (※詳細は各社サイトでご確認ください) |
マクドナルド |
「ビッグマック」が特別価格150円に(9/7~9/30) |
モスバーガー |
「サウザン野菜バーガー」通常300円のところ250円に(8/31~10/11) |
上新電機 |
電球型蛍光灯を店頭表示価格から10%引きに |
ビックカメラ |
電球型蛍光灯を店頭表示価格から10%引きに |
ローソン |
関東圏及び近畿圏のナチュラルローソン店で、各店舗先着100名にエコバッグをプレゼント |
わたみ |
和民、坐和民、わたみん家などワタミグループ各店でワンドリンクサービス |
小田急電鉄 |
ロマンスカー特急券を購入でオリジナルグッズをプレゼント(10/1~10/5、10/9~10/12) |
小田急百貨店 |
オリジナルエコバッグをプレゼント(10/1~10/31) |
小田急レストランシステム |
小田急百貨店新宿店のレストラン「モルテ ヴォルテ」、喫茶「ブリヤンカフェ」「テラスカフェ」、和食「さわらび庵」などで10%割引(9/1~11/30) |
中日信用金庫 びわこ銀行 |
指定の定期預金の金利を優遇 |
ホテル 西鉄イン |
全施設で500円(心斎橋は700円、別府は300円)の宿泊料割引(9/1~2008/7/31) |
西鉄グランドホテル ソラリア西鉄ホテル |
レストラン10%割引(8/1より1年間) |
ソラリアシネマ |
封切作品1,800円を1,500円、再映作品850円を500円に割引など(8/1より1年間) |
トヨタ自動車 |
トヨタ白川郷自然学校20%割引、トヨタ博物館20%割引など(9/1~2008/7/31) |
日本自動車工業会 |
東京モーターショー会場にて、モーターショーオフィシャルグッズを5%割引 |
● カードと携帯電話の画面メモ、どちらでも提示に利用可能
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「私のチャレンジ宣言カード」は、印刷して切り取るとカードサイズになるデザイン
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「私のチャレンジ宣言カード」を作るには、PCからは「私のチャレンジ宣言」のページ( http://www.team-6.jp/try-1kg/tm6_co2-1kg02.html )でチャレンジ宣言カードを作成します。自分でチャレンジしようと思う項目にチェックを入れて「合計削減量計算」で1日の削減量をチェック。最後に「宣言」ボタンをクリックすると、チャレンジ宣言カードをホームページ内で直接表示するか、PDFをダウンロードするかを選べます。
PDFでダウンロードしておけば、カードを紛失しても何度でもプリントアウトできるので、とりあえず「保存する」を選択しておくのがおすすめ。PDFはプリントして切り取るとカードサイズになり、財布やカードケースに入れやすいよう工夫されています。
また、このチャレンジ宣言カードは、携帯電話画面にも作成できます。PC向けの「私のチャレンジ宣言」のページにQRコードがありますから、カメラ付き携帯電話で読み取って携帯電話用サイトにアクセス。PCの場合と同様にチャレンジ宣言カードを作成し、最後に「画面メモ」で保存。携帯電話の画面なら、外出先での提示により便利なので、特典の利用が前提ならば、携帯電話用サイトの利用がお勧めです。
このサービス、店舗の目立つところに「1人、1日、1kg CO2削減」の提示がされている場合と、まったくされていない場合とあるので、提示されていないところでは本当に使えるのか迷うときもありますが、実際に使ってみると店員の方の認知はしっかりされていて、ほとんどの場合クーポンと同じようにスムーズに利用できます。実は使える店舗を普段から利用しているかもしれませんので、ぜひ「1人、1日、1kg CO2削減 応援キャンペーン」のページで一覧をチェックすることをおすすめします。
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「チャレンジ宣言してください」のリンクか、上のタブから「私のチャレンジ宣言 啓発ツールダウンロード」から「私のチャレンジ宣言カード」の作成ができる
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「私のチャレンジ宣言カード」は携帯電話用サイトでも作成可能。画面メモの提示で割引も受けられます
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● 協賛企業のリストは毎週火曜日に更新
実は、私の場合は最初はさまざまな特典につられてチャレンジ宣言カードを作成したのですが、プリントしたり、カードを持ち歩くとさすがに意識も変わってきました。特典を使うたびに提示するので、そのたびに宣言した内容を思い出して、忘れない効果もあるようです。
また、何度も特典を受けているだけに、強制されている義務感ではなくて、素直に「入浴は間隔をあけずにしよう」とか「マイバックを忘れないようにしよう」と思えるようになったのも発見でした。
「1人、1日、1kg CO2削減 応援キャンペーン」のページでは、まだまだ協賛企業が追加されていて、リストは毎週火曜日に更新されるそうです。エコも実現できて、お得も実感できる「1人、1日、1kg CO2削減」のキャンペーン。ぜひ利用してみてください。
関連情報
■URL
めざせ!1人、1日、1kg CO2削減
http://www.team-6.jp/try-1kg/
チーム・マイナス6%
http://www.team-6.jp/
西村敦子の「使える! まる得サイト」バックナンバー一覧
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/marutoku_backnumber/
2007/09/14 14:38
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西村敦子(にしむら あつこ) 1973年東京都生まれ。IT系出版社を経てフリーライター兼編集者に。「お得」「半額」「限定」に弱く、お得サイトを見つけては知り合いにメッセンジャーで送りつけている。ブックマークからリアルの机の上まで、整理が苦手なのが悩み。 |
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